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7月1日(ブルームバーグ):自動車各社が1日発表した6月の米市場自動車販売統計によると、業界最大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動車販売が前年同月と比べ1.5%増加したのに対し、業界2位のフォード・モーターは横ばいだった。GMとフォードの販売台数はともに、アナリストの事前予想を下回った。
一方、ダイムラー・クライスラーのクライスラー部門の自動車販売は前年同期比6.3%増となり、アナリスト予想(同4.6%増)を上回った。トヨタ自動車と日産自動車は、それぞれ同11%増、22%増だった。
GMの6月の自動車販売台数(輸入と重量トラックを含む)は42万9742 台。トラックの販売台数は、ピックアップ・トラック「シェビー・シルバラード」の販売好調が追い風となり、前年同月比10%増の24万3810台。一方、乗用車販売は、セダン「シェビー・マリブ」の不振が響き、同8.5%減少した。
フォードの自動車販売台数は31万1252台。トラック販売(日割り調整済み)はピックアップ・トラック「Fシリーズ」などの販売好調で、前年同月比 3.9%増加した。乗用車販売(日割り調整済み)は同6.5%減少した。
ブルームバーグ・ニュースが8人のアナリストを対象にまとめた予想調査では、6月の自動車販売台数は、GMで前年同月比3%増、フォードで同2%増が見込まれていた。
GM、フォードは販売促進費増加
調査会社CNWマーケッティング・リサーチによると、6月に低金利ローンやリベート(割戻し)などの販売促進に充てた費用は、GMが1台当たり平均3969ドル(前月比1.4%増)、フォードが同3711ドル(2.4%増)だった。
また、CNWは、自動車メーカー全体の6月の販売促進費(1台当たり平均)を、前月比5.8%増の3499ドルと推計。クライスラーの販売促進費が、 3496ドル(前月は3511ドル)だったのに対し、トヨタ、日産自動車の促進費はそれぞれ2238ドル(同2259ドル)、1531ドル(同1509ドル)。日本メーカー勢は、新型車投入に伴う需要増や、米消費者から高品質との評価を得ていることから、販売促進費を抑えつつ販売を伸ばすことができた、とアナリストはみている。
トヨタ、日産
トヨタ自動車の6月の販売台数は前年同月比11%増の15万5501台。内訳では、トヨタブランド車が同11%増えたほか、高級車「レクサス」が同12%増加した。ミニバン「シエナ」の新型車が47%急増したほか、小型車「カローラ」が同37%増えた。
一方、日産自動車の同月の米国自動車販売は、セダン車「マキシマ」やスポーツ用多目的車「ムラノ」の好調に支えられた。日産ブランド車の販売が前年同月比19%増の5万9595台だったのに対し、高級車「インフィニティ」は同43%増の9204台だった。
1日の米国株式市場で、GMとフォードの株価終値は下落。GMは前日比 26セント(0.7%)安の35ドル74セント。フォードは同17セント(1.6%)安の10ドル82セント。米国市場で取引されているダイムラー・クライスラーは同1セント安の34ドル71セント。
2日の東京市場でのトヨタ自動車の株価は前日比10円(0.3%)高の3130 円、日産自動車は同15円(1.3%)高の1155円(午後零時45分現在)。
デトロイト Jeff Green and Joe Miller ニューヨーク 高井 夕起子 Yukiko Takai
Last Updated: July 1, 2003 23:47 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=adqvIZkzNnN0&refer=topj