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7月1日(ブルームバーグ):英金融情報サービス大手ロイターが1日まとめた6月のユーロ圏製造業景気指数は46.4と、5月の46.8から低下した。景気が低迷するとともに、失業率が2000年1月以来の高水準にあることが同指数の低下につながった。
同指数は景気の拡大・縮小の分かれ目である50ポイントを4カ月連続で下回った。エコノミストを対象に実施した予想中央値では、47.4への改善が見込まれていた。
内訳をみると、6月は生産が48.1(前月は48.6)、新規受注は45.1(同 45.6)、在庫も45.8(同46.2)とそろって低下した。価格は44.4(同48.2)と大幅に悪化した。一方で、入荷遅滞は52.1(同51.2)、雇用が45.6(前月改定値は45.2)に改善した。
同日発表された独仏伊3カ国の6月の製造業景気指数はそろって50を下回った。ドイツは45.0と前月(改定値44.8)から上昇したが、11カ月連続で50 を下回る水準にとどまり、イタリアも47.6(前月は48.6)と、3カ月連続で 50を割り込んだ。さらに、フランスも45.9(同46.1)と、4カ月連続で50に達することができなかった。
マドリード Jeffrey T. Lewis 吉崎美帆 Miho Yoshizaki
Last Updated: July 1, 2003 04:37 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aRDgxAIAdLjk&refer=top_kaigai