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6月30日(ブルームバーグ):ADSL(非対称デジタル加入者線)事業国内2位のソフトバンクは、保有するあおぞら銀行の全株式(発行済み株式の 48.87%)を米投資ファンドのサーベラスに1011億円で売却する。サーベラスの株式公開買い付け(TOB)に応募して持ち株を手放し、ADSLを含むブロードバンド(高速大容量)事業に経営資源を集中させる体制を整える。
売却するのはあおぞら銀行株式の13億8554万8000株、売却価格は1株73 円。この売却により2004年3月期決算に単独で500億円の関係会社株式売却益、連結では35億円の投資有価証券売却損が発生する。ソフトバンクは2000年9月にあおぞら銀株を507億円で取得した。単独では売却額との差額が利益となる。一方、連結ではあおぞら銀の期間収益を持ち分比率に従って簿価に取り込んで簿価が上昇していたため、売却額との差額が損失になるとしている。
さらに連結の投資有価証券売却損については、あおぞら銀行が第1四半期(4−6月)に持ち分法投資利益を計上した場合、損失額が同額膨らむ(持ち分法投資損失計上の場合は損失額が同額減少する)ことになる。
あおぞら銀行株の売却は8月下旬を予定している。サーベラスはすでに、あおぞら銀の発行済み株式の約12%を保有し、大株主としての優先交渉権を通じてソフトバンクの保有する49%分を買い取る意思を示していた。ソフトバンクも上期に1000億円のあおぞら銀株の売却資金計上を予定していた。
ソフトバンクはあおぞら銀行株式の売却のほか、4月のUTスターコム株売却による166億円、さらにインターネット接続サービス「ヤフーBB」のモデム(端末)資産流動化で190億円を上期に調達する。2003年3月末の手元流動性(コミットメントライン未消化分など含む)は約1800億円あり、孫正義社長はこうした資金で、ブロードバンド投資や社債償還の資金は十分に確保していると強調していた。
ソフトバンクの株価終値は、前週末比140円(6.6%)高の2275円
東京 上野 英治郎 Eijiro Ueno
Last Updated: June 30, 2003 06:15 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=a.78nfsvm_GY&refer=topj