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社会保険庁は27日、厚生年金に加算される加給年金の払い過ぎと振り替え加算の未払いがあったことを明らかにした。未払いの対象者は約3万6000人、総額は約300億円にのぼり、払い過ぎの対象者は約7200人、総額は約24億円。同庁は、未払い分はさかのぼって支給し、払い過ぎには返還を求める。
加給年金は、配偶者の年金支給が始まっていない場合に支給されるもので、配偶者が65歳に達して加給年金の支給を停止した際、代わりに配偶者の年金に上乗せするのが振り替え加算。
払い過ぎは、平成11年6月に年金給付システムを変更した際のプログラムミスが原因。夫婦ともサラリーマンの世帯で例えば、妻が年金を受給する段階で、夫の年金に上乗せされた加給年金を支給停止しなくてはならないが、行われなかった。過払い額の最高は約120万円という。
一方、未払いは、平成3年から社会保険事務所などの事務処理のミスで発生。特別支給の老齢厚生年金を受給している妻は、65歳で老齢厚生年金と老齢基礎年金に切り替わる。この際、夫の年金に上乗せされた加給年金が停止される代わりに、妻に振り替え加算されるが、事務処理ミスで行われていなかった。未払い額は最大で275万円程度という。
同庁は7月1日から1カ月間、過払いと未払いについての問い合わせに応じるため、社会保険業務センターに専用電話(TEL03・5346・2121)を設置する。
http://www.sankei.co.jp/news/030627/0627sha097.htm