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6月26日(ブルームバーグ):米商務省が26日発表した第1四半期(1−3月)の国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)確報値は、実質ベースで前期比年率1.4%増と、改定値(1.9%増)に比べ0.5ポイント下方修正された。ブルームバーグ調査によるエコノミスト予想中央値(1.9%増)も下回った。GDP伸び率は、前期(2002年10−12月期)と同水準だった。イラク戦争前後に企業が在庫を減らしたことが、経済成長を抑制した。
在庫投資は48億ドルの純増(前期は258億ドルの純増)で、改定値の132 億ドルの純増から下方修正された。在庫のGDP寄与度は、マイナス0.82%と、改定値のマイナス0.48%からマイナス幅が拡大した。最大項目の個人消費は 2.0%増(前期は1.7%増)と、改定値と同水準。内訳は、耐久財が2.0%減(改定値1.8%減)、非耐久財が6.1%増(同6.4%増)と、ともに下方修正された。一方、サービスが0.9%増(同0.7%増)と、上方修正された。
また、純輸出は5103億ドルの赤字(前期5322億ドルの赤字)と、改定値の5069億ドルの赤字から赤字幅が拡大した。この結果、純輸出のGDP寄与度は0.78%と速報の0.91%から下方修正された。
企業設備投資は4.4%減(改定値は4.8%減)だった。機器・ソフトウエアが4.8%減(改定値6.3%減)と、過去1年ぶりに減少したことが響き、企業設備投資は前期の2.3%増からマイナスに転じた。建造物投資は2.9%減少(前期は9.9%減)と、改定値の0.4%増加から下方修正された。
政府支出は0.4%増(前期は4.6%増)と、改定値の0.3%増からわずかに上方修正された。連邦政府は同0.7%増(前期は11%増、改定値は0.9%増)。うち国防は3.3%減(前期は11%増、改定値は3.4%減)だった。州政府・地方自治体は0.2%増(前期は1.2%増)と改定値(0.1%減)から上方修正された。
デフレーターは2.4%上昇
総合的な物価指標であるGDPデフレーターは2.4%上昇(前期は1.8%上昇、改定値2.5%上昇)。連邦準備制度がインフレ指標として注目している食品・エネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)価格指数は同0.8%上昇(改定値に据え置き、前期1.5%上昇)へと大幅鈍化した。
ワシントン Carlos Torres ニューヨーク 高井 夕起子 Yukiko Takai
Last Updated: June 26, 2003 11:11 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000002&sid=aLnUZv2JgC.w&refer=topj