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(回答先: だから言ったじゃないか 投稿者 招き猫 日時 2003 年 6 月 25 日 21:58:37)
私も招き猫さんのご指摘に共感いたしております。
長期金利が反転したという断定はまだ危険と思います。
まあ相場ですからわからないといえばそれまでですけど。
短期金融市場での金融緩和はかなり徹底的にやっているようです。
確かに10年、20年の国債をなんでこんな低金利で買うのかという疑問は私もずっと持っています。 私個人は買いませんよ。
だけど今回のデフレーションの底はまだまだ深いんじゃないかという気がしてなりません。
私の知る限りですが、あまり一般人が金を使っている形跡がありません。
物価が低下していくということは、たとえゼロ金利でも実質金利はかなり高いと見るべきです。
実質金利が高いということは、まだ機関投資家から見れば買い余地があるんじゃないかと思います。
長期金利0.5%割れですと、そもそも「管理コスト割れ」しているか、それに近い状態なんじゃないかと推定されます。
つまりすでに「運用上はゼロ金利」に近いはずです。 実質マイナス金利の領域に入るかどうかは歴史的な見物です。
私はこちらにチップをかけましょう。
ジェノバとの金利(水準)を単純に対比するのは疑問があります。
現代は管理通貨制度だからです。 国債は国を挙げて買い支えて値段をつり上げることができる便利な金融商品。 国債価格のつり上げは、いわば強者の特権ですね。
もちろん最後はババ抜きゲームになるわけですが、金融市場の懸命なみなさんは、他人にババを押しつけることができるという、マクロ的には不合理な期待の下に動いているはずです。
以上が私見です。 この機会にまとめておきました。
なお、最近の長期金利上昇は、日米株価上昇に伴う景気回復期待、デフレーション終焉の展望に基づく資金移動だと思います。