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(回答先: マッキンゼー いわく 日本の中古住宅市場は生産性が低い 投稿者 hou 日時 2003 年 6 月 21 日 10:50:57)
大和(大和銀行?)が沈んだのは、特攻攻撃をしかけてだ。
第二次世界大戦が、始まる前より、航空機の時代だと海軍は認識していたにもかかわらず、無用の超物をつくってしまった。
真珠湾に沈むならよかったのだが。
10年たつのははやいですね。
まして60年というのは。いまや昔ばなし。
しかし、失策はいつも一緒。。
大蔵省は、日本の銀行をビックにしすぎて、世界の潮流である収益性の向上という競争を忘れていた>??
認識はあったかもしれないが。
押すことは少数派であり、むりだったかも。
大戦の後半には、いい戦闘機ができかけていたし、戦略もよりシンプルになっていた。
しかし、一度押された勢いは、ガダルカナル戦を最後に押し返すことはできなかった。
米不良債券処理立ち遅れる邦銀(下)引き当てに消極的、日米当局の指導の差映す。
「九二年後半には邦銀の米不動産融資の不良債権問題がもっと表面化しますよ」――ある大手邦銀関係者の予想だ。米銀より遅れて不動産融資を拡大した邦銀は、まだ満期を迎えていない案件を多く抱えている。金融ひっ迫状態が続く米国では、建設業者が満期に借り換えできる金融機関を見付けられないために返済が滞ってしまうケースが続出している。邦銀各行にとって、商業不動産融資の問題はこれからが正念場になる。
今のところ、邦銀は問題債権の売却など大胆な処理法を採用することは見送っている。シティコープなど米銀が不良債権を値引きしてでも投資家に売り渡そうとするのとは対照的に、「邦銀は債権が焦げ付いても手放そうとしない」(ワイル・ガッチェル&マンジス法律事務所の不動産専門弁護士アラン・ポメランツ氏)といわれる。
邦銀の動きが鈍いのは「米銀と比べれば問題債権が少なく、大がかりな処理は必要ない」(住友銀行ニューヨーク支店)との判断があるようだ。もっともその裏には、米銀と同様に米国の不良債権を抱えていても、日本の大蔵当局の規制を受けるため、米銀と同じようには動けないという事情もある。
十二月十二日、米銀ウェルズ・ファーゴは十―十二月期に貸倒引当金を約七億ドル積み増すと発表した。監督当局が同行の不動産融資を厳しく見直して引当金の計上を求めたのが引き金だった。
北東部の地銀、バンク・オブ・ニューイングランドが不動産融資の焦げ付きで倒産した反省に立ち、米当局は銀行が早めに不良債権を処理するよう指導を強化している。たとえ返済が順調でも、担保物件の市場価値が下がれば引当金の積み増しを求めている。米銀は引当金を積んだ後で不良債権を投げ売りしても、新たな負担を背負うことにはならないから、一刻も早く手放そうとする。
これに対し、大蔵省の監督下にある邦銀は米当局の圧力を受けないため、米銀ほど早々と貸倒引当金を積むことはしない。延滞債権の定義そのものが、米国では三カ月の支払い遅延なのに日本は六カ月。大蔵省は税金の減少につながる引当金や償却の増加に対して慎重だ。邦銀関係者は「償却しようとすると節税狙いの利益減らしとみられる」と不満を訴える。
南部の建設業者コンラッド・カフリッツ氏は資金難に陥り、九〇年秋に幾つかのプロジェクトについて破産を申請した。住友銀行は同氏に対する融資銀行のなかで融資額は二番目だが、このローンに対しても、貸倒引当金を積む事態にはなっていないという。業者の資金繰りが細れば、別の投資家に有利な利回りを用意して資金を注入してもらうなどの融資再交渉を行い、貸倒引当金の積み増しはぎりぎりまで選択肢には入れない。
邦銀同士の横並び意識が強いことも、積極的な引当金積み増しを避ける理由の一つと言える。一行だけ多額の償却を出して損失を計上するわけにはいかないからだ。また、日本の監督基準では不良債権を手放して償却額を確定する事務手続きも煩雑だ。ある邦銀の不動産担当者は「抵当流れになったビルを売却する時も、どうして売らなければならないのかを大蔵省に示す説明書が必要なうえ、書類の日本語訳を求められるなど手間がかかった」と振り返る。
米国の不動産債権は邦銀の資産全体からみればごく一部分。米銀と比べれば余裕もあり、「不動産相場の回復まで踏みこたえなければならない」というのが邦銀の腹づもりだ。短期金利の低下で市場取引の利ザヤが拡大し、不動産融資の焦げ付き負担を抱えて走る体力もある。
しかし、「商業不動産不況は最低でも四、五年は続く」(ソロモン・ブラザーズの不動産アナリスト、デイビッド・シャルマン氏)との見方が増えている。邦銀の融資はニューヨークなど、最も不動産不況が深刻で長引くとみられる地域に集中している。また、米銀が当局の厳しい貸倒引当金指導に従うのに邦銀が少ない貸倒引当金で営業していることに対して、米銀が不満を持ち、米金融当局内にも問題視する動きも出ている。邦銀は待ちの姿勢で債権を抱え込んでいると、かえって高い代償を支払う危険性もある。 (ニューヨーク=吉田記者)