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全国地方銀行協会が18日発表した地銀64行の2003年3月期決算(単体)によると、最終損益は2073億円の赤字だった。人件費など経費の削減で本業のもうけを示す業務純益は増加に転じたが、不良債権や株式含み損などの処理負担が重く、三期連続の最終赤字となった。
一般貸倒引当金繰入額などを除く不良債権処理損は9612億円で前の期より4000億円近く減少。このため最終損益の赤字幅も前の期の5558億円から縮小した。ただ不良債権処理損は業務純益の4分の3近くに達しており、依然として収益を大きく圧迫している。
不良債権残高(金融再生法ベース)は10兆5892億円となり、前の期に比べ1.8%の微減となった。
個別行でみると、最終赤字は16行で前の期の23行から減少した。最終黒字となった48行のうち32行が増益、16行が減益だった。 (20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030619AT1F1800A18062003.html