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(回答先: 米財務長官、失業率上昇の可能性を指摘 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 18 日 17:22:22)
スノー米財務長官は17日、ニューヨークで講演し、米失業率(5月は6.1%)について「受け入れられない水準」と懸念を示しながらも「今後数カ月の間に6.2%か6.3%に上昇する可能性がある」と述べ、景気の遅行指数といわれる米雇用情勢が今後、さらに悪化する恐れを指摘した。
ただ、米経済全体については、先月に成立した総額3500億ドル規模の減税立法や新たな設備投資が動きだした兆候を挙げ「年後半の成長率が3.5%になり、10−12月期だけで4%近くになる」として、成長率が上向き、雇用情勢も改善するとの楽観的な見通しを示した。世界経済については「日本や欧州連合(EU)などの低迷する経済成長が懸念材料」と指摘、米国以外に世界経済をけん引するエンジンが必要だとして、日本などに景気回復をあらためて促した。
連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の会計疑惑についてスノー長官は「注視しなければいけない問題。金融市場がリスクを判断することができるような規制が必要」などと懸念を表明、公社の一層の透明性や情報開示の必要性を訴えた。
(共同)