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6月17日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は17日、米経済に関する年次リポートのなかで、米最大の住宅抵当金融投資会社である連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と2位の米連邦住宅金融抵当金庫(フレディマック)に対する規制強化が必要とされている可能性もあると指摘した。
米財務省が公表した同リポートによると、IMFは「ファニーメイとフレディマックの急成長と構造的な重要性は、2社への優遇措置をさらに制限することの必要性を示唆している」と述べた。
フレディマックが先週、会計処理問題をめぐりグレン社長を更迭したのを受け、米検察当局と証券取引委員会(SEC)は、同社に対する調査を開始。これを受けて、シェルビー上院銀行委員長は同社の監督責任に関する公聴会を早ければ来月にも開く方針を固めた。下院金融サービス小委員会のベーカー委員長も、2社を監督する独立機関設置のための法案を準備している。
IMFが2002年6月に公表した前回の同リポートには、ファニーメイやフレディマックへの言及はなかった。
ニューヨーク Simon Kennedy 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata
Last Updated: June 18, 2003 00:01 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=ahb52nKIv9hs&refer=top_kaigai