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日本もアメリカのように、金持ちはより金持ちになり、「金持ち未満」は少しずつ貧乏になる格差社会を迎えつつある。それを容認するかどうかのコンセンサスはまだない。
■所得階層別の所得分配(カッコ内は各階層の平均所得)
高所得者への富の分配が増加し、中・低所得者への分配が減る傾向は、日本もアメリカと同じ。
日本 上位25% 中間50% 下位25%
1980年 48.0%(771万円) 25.7(414) 17.5(282) 8.7(141)
1990 49.9%(1190) 26.1(623) 16.6(397) 7.4(176)
2000 52.0%(1284) 26.0(643) 15.4(381) 6.7(160)
アメリカ 上位20% 中間60% 下位20%
1980年 43.7%(9.4万ドル) 24.9(5.3) 16.9(3.6) 10.3(2.2) 4.3(0.9)
1990 46.6(11.4) 24.0(5.9) 15.9(3.9) 9.6(2.4) 3.9(0.9)
2000 50.1(14.6) 23.0(6.7) 14.6(4.3) 8.7(2.5) 3.5(1.0)
■給与所得別人口ピラミッド
20年を経て、全体的に所得は増えたが、所得水準は多様化している。
1980年 2001年
2000万〜 0.1% 0.4%
〜2000万 0.8 4.9
〜1000万* 1.4 5.6
〜800万 8.1 22.7
〜500万 28.8 32.0
〜300万 52.9 27.5
〜100万 8.0 6.9
*80年は800万〜1200万円
■年収別普及率
冷蔵庫や洗濯機はどこの家庭にもあるが、年収で差がつく耐久消費財もある。
パソコン
〜300万円 13.1%
〜500 21.8
〜800 34.4
〜1200 46.1
〜2000 57.1
2000〜 60.7
大型テレビ(29インチ以上)
〜300万円 28.4%
〜500 35.9
〜800 40.6
〜1200 45.2
〜2000 51.6
2000〜 61.9
■生活水準
所得が減るなか、所得に対する消費の比率は上昇。背景には貯蓄の取り崩しも。何かとお金がかかる40代では、とくにその傾向が強い。
可処分所得
(月単位、単位:万円) うち消費支出
98年 49.6 35.4
99 48.4 34.6
00 47.3 34.1
01 46.5 33.5
02 45.3 33.1
■社会保障と税の負担増
2003年4月からの厚生年金保険料への総報酬制導入と、2004年からの配偶者特別控除の廃止で、負担額はこう変わる(2002年度比)。
年収600万円
〜2003年3月 80万6345円
2003年4月〜 88万7675円 (+8.1万円)
2004年1月〜 92万9253円 (+12.3)
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年収800万円
〜2003年3月 124万4996円
2003年4月〜 135万0174円 (+10.5)
2004年1月〜 140万5517円 (+16.1)
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年収1000万円
〜2003年3月 181万7211円
2003年4月〜 193万3278円 (+11.6)
2004年1月〜 202万7078円 (+21.0)
注)会社員の夫、専業主婦の妻、子供2人の家庭で、賞与5ヶ月の場合
資料:家計の見直し相談センター
資料:厚生労働省、国税庁、総務省、米商務省
ニューズウィーク日本版
2003年6月11日号 P.20