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韓国の製造業者3社に1社は営業で稼いだ利益で利子もきちんと払えずにいると調査された。
これら企業は「限界企業」と呼ばれる。また、企業体の現金保有比率は総資産の8.4%と過去最高を記録し、企業が投資を極度に避けていることが分かった。
韓国銀行(韓銀)は16日、「第1四半期の企業経営分析結果」で、「第1四半期の営業利益で借金に対する利子さえ返済できない製造業者が昨年第1四半期の27.3%から33.3%に増えた」と明らかにした。
超低金利によって企業の利負担が軽減したにもかかわらず、利子補償比率(営業利益を利子費用で割ったもの)が100%を満たない企業の割合が上昇したのは、その分製造業者の体質が弱体化したことを意味する。
金融研究院の権才重(クォン・ジェジュン)博士は、「低金利によって企業の全般的な金融費用負担能力は改善したが、利子さえ返済できない限界企業の事情はさらに悪化し、企業経営の二極化現象が現れている」と語った。
また、全般的な企業収益性の悪化で売上高の10%以上を利益として残す健全企業は、昨年第1四半期の30.7%から今年第1四半期には24.1%まで低下した。特に一切の利益を出せなかった赤字企業の比率も昨年第1四半期の21%から27.7%に上昇した。
昨年第1四半期の製造業者は1000ウォン相当の製品を販売して82ウォンの純益を手にしたが、今年第1四半期には58ウォンの利益を残すなど、収益性が悪化したのが、赤字企業の増加要因だと韓銀は説明した。韓銀は原油高と為替レートの急変動を企業収益性低下の原因としている。
業種別では、化学製品(9.1%)と自動車(8.0%)、造船(7.6%)などの業種が売上高に比べ高い利益を上げ、機械装備(3.0%)と電子部品(1.9%)などの業種は振わなかったと調査された。
製造業者の財務構造を見ると、今年3月末現在の負債比率は124.1%と、昨年末の122.3%に比べやや上昇した。これは米国(167.3%、2002年末)、日本(162.4%、2001年末)に比べ低い水準だ。
また、全体資産のうち、工場と機械など有形資産が全体資産に占める比重は昨年末の45.9%から第1四半期末に44.9%に低下した。反面、保有現金の比重は8.4%と、昨年末(7.9%)はもちろん、2001年末(3.2%)に比べ大きく増加した。
韓銀の趙成種(チョ・ソンジョン)経済統計局長は「先進国に比べ負債比率が低く、現金保有比重が高いのは、企業が投資を渋っているため」と説明した。
また、製造業社が借りた借入金全体に占める短期借入金の比重は3月末の45.2%と、昨年末の41.2%より上昇し、企業の資金調達が次第に短期化していることが分かった。
高鍾元(コ・ジョンウォン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/06/16/20030616000076.html