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少し旧聞ですが、5月末に発表された、平成14年末現在本邦対外資産負債残高の概要を阿修羅では報告がなかったようなので、報告しておく。
対外資産残高:365兆9,400億円対外負債残高:190兆6,310億円差し引き 対外純資産残高:175兆3,080億円。 日本は、たった175兆円しか対外純資産はなかった。
財務省が発表している数字ですので、間違いはない。よく個人金融資産1200兆円といっても実質国の借金800兆円や公益法人地方金融機関の負債で1200兆を超える債務超過だ。全額解約しても金庫は空である。
毎年国だけで30兆円の赤字が増えていくのに、平成14年末現在本邦対外資産負債残高175兆円は、前年より資産と負債が両方減ったが、差し引き4兆円も減った。175兆円しか余裕がないのにアフガンやイラクに金を出す余裕もないだろう。ODAも出す側から、される側になるかもしれない。もっとも日本にODAしてくれるような奇特な国があればの話だ。中国へのODAは即ストップしたほうがよさそうだ。
日銀がドルを買い支えている。ドルが暴落する可能性をささやかれる、円高ドル安となれば、円ベースの対外資産は当然減少する。しかし、心配する事はないリフレ政策をしっかりとれば、ドル安他通貨高を上回る円安ドル高となればいい。紙切れで、紙切れを買うのだから、心配ない。
http://www.mof.go.jp/houkoku/14_g.htm
平成14年末現在本邦対外資産負債残高の概要
本邦対外資産負債残高(対外の貸借に関する統計)は、外国為替及び外国貿易法(昭和24年法律第228号)第55条の9の規定に基づき、財務大臣が内閣に報告するものである。
平成14年末現在の本邦対外資産負債残高の概要は、次のとおりである。
1.対外資産残高:365兆9,400億円(前年末比▲13兆8,410億円、3.6%減少)経常収支の黒字等を背景として、平成14年中の取引フローは、対外証券投資を中心に増加したが、為替円高(前年末比▲9.2%、131.47円/ドル→119.37円/ドル)に伴う外貨建て資産の評価減(▲15.8兆円)及び居住者が保有する欧米等の株価の下落等に伴う評価減等(▲13.7兆円)により減少。
2.対外負債残高:190兆6,310億円(前年末比▲9兆8,930億円、4.9%減少)為替円高に伴う外貨建て負債の評価減(▲5.3兆円)及び非居住者が保有する本邦株式の価格下落に伴う評価減(▲5.8兆円)により減少。
3.対外純資産残高:175兆3,080億円(前年末比▲3兆9,480億円、2.2%減少)対外資産、対外負債ともに減少したものの、対外資産残高の減少額が対外負債残高の減少額を上回ったため、対外純資産残高は、平成11年以来3年振りに減少した。
(参考)投資項目別対外資産負債残高の状況 (単位:10億円)
資 産 14年末残高 前年末比
直接投資 36,478 ▲3,077
証券投資 167,203 ▲2,786
金融派生商品 404 8
その他投資 105,792 ▲11,276
外貨準備 56,063 3,291
資産合計 365,940 ▲13,841
負 債 14年末残高 前年末比
直接投資 9,369 2,737
証券投資 73,189 ▲14,563
金融派生商品 445 ▲23
その他投資 107,628 1,955
負債合計 190,631 ▲9,893
純資産合計 175,308 ▲3,948
問い合わせ先
財務省 国際局 為替市場課
国際収支室 国際収支第1係
Tel 03-3581-4111(内線2888)