現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産27 > 504.html ★阿修羅♪ |
|
6月12日(ブルームバーグ):スノー米財務長官は、11日に放映された米公共放送PBSのインタビュー番組(10日に録画)で、過去1年でユーロに対し19%下落しているドル相場について懸念してはいないと述べるとともに、自身の見解はブッシュ米大統領の見解とも、8年越しの「強いドル」政策とも矛盾しないとの認識を示した。
スノー長官は、ドルの下落は「秩序ある調整だった。動きを見守って行くが、大きな不安材料だとは考えていない」と述べた。同長官が5月に同様の発言をした際には、伝統的な通貨政策を放棄したと受け止められ、市場でドル売りが加速した。今回は、政策変更を否定し、口先介入によるドル押し下げは「経済的に意味をなさない」と述べ、「米政権は強いドルを支持している」と強調した。
また、ブッシュ米大統領との見解の相違についても否定し、「大統領とわたしの波長は完全に一致している」と述べた。さらに、市場介入による為替相場の操作には反対する考えをあらためて示し、「為替相場は、開かれた競争的な市場において」決まるべきとの考えを繰り返した。
同長官は、企業の投資不足が景気回復を遅らせているとの見方を示す一方で、米国は依然として「最高の投資先だ」との見方を示した。財政赤字については、「米国の赤字は構造的な赤字ではない」として「管理可能な一時的な赤字であり、長期的に金融市場に影響を与えることはない」との考えを示した。
ニューヨーク Simon Kennedy、Brendan Murray 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
Last Updated: June 12, 2003 01:16 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=axZgcMXBAOcE&refer=top_kaigai