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ファーガソン米連邦準備理事会(FRB)副議長は11日、ニューヨークの日本協会で講演し、日本経済の現状について「銀行、保険会社から企業、家計まで、だれもリスクをとろうとしない社会になってしまった」と述べ、デフレ克服に向けて大胆な改革に乗り出せない社会全体の委縮ぶりを厳しく批判した。
日本の景気については「持続可能な成長が見込まれる状況に戻っていない」と分析。日銀が量的金融緩和を続けてもデフレに歯止めがかからない理由として(1)デフレ初期段階で日銀が大胆な金融緩和に踏み切れなかった(2)金融機関の不良債権問題の解決が遅れた(3)日本経済全体がリスクを回避しようとしている――の3点をあげた。
米国がデフレに陥るリスクについては「程遠い状況だ」と断言。また日本の厳しい経験を反面教師にして、デフレ回避へ積極的な対策をとる構えを強調した。米経済の先行きについては「かなりの不透明さがある」と指摘。景気動向を注視していく姿勢を改めて示した。(ワシントン=吉田透) (12:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030612AT2M1200E12062003.html