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セントラル短資オンライントレード・市場営業部長チーフディーラーの松田哲さん(Satoshi Matsuda/ Chief Dealer, Central Tanshi On-line Trading Co., ltd.) は、実際の「為替介入」の進め方について、次のようにコメント(ほぼ原文通り)しているーー。
< 「介入」が行われる”現場”はどこか?> (4兆円という)大量介入といっても、見たこともなく、 経験したこともなければ、誰だって、ピンと来ないのは当然だ。 無論、そんな現金を、私も、目で見たことはない。 そして、マスコミを含めて、それを知らないで、勝手に放言している。 「介入」に関しては、マスコミの情報も「また聞き」に過ぎない。 よく考えてほしい。 マスコミが、実際の「介入」を見ることはありえない。「介入」が行われる現場は、「財務省」、「日銀」、 そして「介入指定行である大手邦銀もしくは大手外銀」だ。 仮に、どこかでマスコミがそういった現場を見たとすれば、それは、インサイダー的な不正が行われたことに他ならない。 だから、オフィシャルには口にできない。 マスコミの情報は、必ず、誰かしらの情報に基づいたものに過ぎない。
<本当に「介入」を経験するのは、総勢10名前後に過ぎない> 本当の「介入」を経験するのは、「財務省」の担当者数名、 「日銀」のディーラー数名、 そして、「介入」がひとつの銀行で行われた場合には、 その銀行のインターバンク・ディーラーが1名、 「日銀」と電話をしている日銀担当のディーラーが1名、それだけだ。 だから、総勢で10名前後だけに過ぎない。 「介入」が行われている銀行にもっとディーラーがいるじゃないか? と疑問を持たれることでしょう。 しかし、「介入」に関してのカバー・ディールを手伝うことがあっても、「介入」に対しての、プライシング(プライスを提示すること)や、 どういったカバー・ディールを行うのか?といった判断は、その銀行のインターバンク・ディーラーが一人で判断している。 このことを考えると、本当の「介入」を経験するのは、 市場参加者の零点ゼロ何パーセント(0.0・・%)に過ぎない。 この事実を認識する必要がある。
< 経験はほぼ不可能、むしろ「想像力」を働かせろ> 経験したことがあるとか、無いとか、 それが、どうだ、と言っているわけではない。 「想像力」を働かせろ、と言いたいのだ。 その人の立場で考えてみることだ。 自分がその立場だったら、どういった行動をとるだろうか? 実際の「介入」が行われる場合、 その介入指定行だけで「介入」を行っているとは限らない。 「介入」のやり方には多種類あるが、 例えば「介入」が実施される場合に、「日銀」が「介入指定行」である大手邦銀や大手外銀に、 直接、プライスを訊くといったやり方がある。 「(プライス)ドル/円100本!?」 と、いった具合だ。 1本は百万ドルだから、ドル/円100本は、1億ドルのプライスのことだ。 プライスを訊かれたディーラーは、瞬時に考えるだろう。 『自分だけが訊かれているとは限らない』と。その恐怖感を想像して欲しい。 「介入」の際に、狂ったように買ったり売ったりする場合がある。 ――今は、「ドル買い介入」だから、今回の「介入」では、 狂ったように買うケース―― それは、恐怖感の表れなのだ。それを理解できないのなら、想像力の足りないタイプで、 最終的には必ず相場に負ける、と、自らを理解した方が賢い。 だから、理解できなければ、しないでOK! いずれ、相場からいなくなるから・・・・。