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新発10年国債利回りが0.49%に低下、過去最低を更新−先物も最高値 (ブルームバーグ)
2003年6月9日(月)9時11分
6月9日(ブルームバーグ):午前の債券市場では、新発10年国債利回りが0.49%に低下(価格は上
昇)して始まり、4営業日ぶりに過去最低水準を更新した。デフレ懸念が広がるなか、前週には欧州中央銀
行(ECB)が利下げに踏み切ったことで世界規模での金融緩和観測が高まっている。前週末の現物市場で
は5年、20年をはじめ10年以外の国債利回りが過去最低を更新しており、10年ゾーンの割高感が薄れたこと
も買いにつながっているようだ。
現物市場で10年物の250回債利回りは、前週末比1.5ベーシスポイント低い0.49%で始まり、新発10年債
として3日に記録した0.495%を下回った。
また、債券先物市場では6月物が145円03銭で取引を開始しており、前週末に続いて中心限月としての
最高値を更新した。デフレ懸念への警戒感から世界的に金融緩和観測が高まっていることに加えて、中心限
月交代に向けた先物買い戻し圧力も上昇要因となっている。
先物市場で中心限月の6月物は、前週末比9銭高い145円03銭で始まり、6日に記録していた145円01
銭を上回った。一時は145円05銭まで上昇した。
東京 山中英典 Hidenori Yamanaka
http://news.lycos.co.jp/business/story.html?q=09bloombergto7938732&cat=10