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Kyoto Shimbun 2003.06.09 News
5月の貸出残高4・2%減 29カ月連続の前年同月割れ
日銀が9日発表した5月の貸出・資金吸収動向(速報)によると、銀行・信用金庫合計の貸出残高(月中平均)は、前年
同月比4・2%減の467兆2224億円と、2001年1月の統計開始以来、29カ月連続の前年同月割れ。企業の資金
需要低迷と、金融機関の慎重な融資姿勢を映した。
都市銀行と地方銀行、第二地方銀行の銀行計は、4・7%減と65カ月連続の前年割れで、貸出残高は405兆4124
億円と調査を始めた1991年7月以来の最低水準となった。
内訳は都銀が7・4%減と、4月の減少率と比べ横ばいだったのに対し、地銀は0・8%増と4月の1・0%増に対しやや
低下、第二地銀は5・1%減とマイナス幅を縮小させた。
一方、信金は1・2%減の61兆8100億円と、8カ月連続で減少率を縮めた。
銀行などのコマーシャルペーパー(CP)引受残高は、23兆1346億円と調査開始以来、最高の水準。低格付け企業
もCP市場での資金調達が可能な市場環境の良さを反映した結果となった。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003jun/09/K20030609MKA2Z100000011.html