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NevadaEconomicReport経済速報掲示板
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限界に近づく国債バブル
...2003/06/05(Thu) 10:49:53...
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国債バブルが限界に近づきつつあります。10年国債の利回りが、過去最低になる0.5%を下回り、あと、0.5%金利が下が
れば、国債利回りが<0%>になるという、限界点に達します。
この段階で、55兆円もの国債を保有する大手銀行は、さぞ、莫大な含み益を得ていると思われがちですが、実は、5,000億
円程の含み益しかないのです。既に、不良債権処理、株式含み損処理で、2兆円以上の含み益を使ってしまい、もはや5,000
億円ほどしか残っていないのです。
大和総研では、金利が1%上昇すれば、大手銀行全体で、2.2兆円もの含み損を抱えると試算しています。
もし、以前の<悲劇の6.1%国債>の水準に戻ったとしたら・・・。
6%もの金利上昇となれば、全体で、12兆円を超える<含み損>を抱えることになり、金利高=株安になりますから、<国債含
み損>+<株式含み損>で、“嵩上げされた”自己資本をも、全て吹き飛ばすことになります。
生保も、国債保有で、何とか決算を乗り切りましたが、一旦金利が上昇に転じれば、もはや売るべき物がない状態に陥っています
から、即、“退場”となります。
今、【大手銀行】は、【日銀】と合同で、国債を買い捲っていますが、このようなことはいつまでも続くものではありません。
【日銀】は、毎月1.2兆円も国債を買い込んでいます。
年間では、14兆円にも迫る購入額です。
【大手銀行】は、昨年一年間で、9兆円買い増しをしています。
【大手銀行】と【日銀】だけで、20兆円を超える国債を<買い越し>ているのです。
この≪国債バブル≫がはじけた時には、【大手銀行】と【日銀】は、手がつけられない状態に追い込まれることになります。
ただ、その時期は、今は誰も分かりません。≪株式バブル≫も、皆が強気になったときから数日間でピークに達し、その後、つる
べ落としになってしまったのです。その後、買えども買えども下落を続けたのです。
今、その限界点に接近しているのは確かであり、あとは、この限界点まで、誰がどのようなペースで国債を買い捲るかにかかって
います。
米国も、50年振りの低金利(国債価格の上昇)になっており、一旦金利が上昇に転じた際には、保険会社・銀行・債券投資型投
信は、莫大な損を抱えることになります。『皆で渡れば怖くない』と、今はなっていますが、1人が抜け、2人が抜け始めれば、
後は、雪崩をうって抜け出す者が出てきます。
世界の株式市場、国債市場は、今、限界点に近づきつつあると思っています。
」今回、まことに勝手な転載、申し訳ありません。