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宮内庁信組3億円不明、幹部職員が着服 前代未聞の大汚点に
宮内庁信用組合(東京都千代田区)で約3億円の使途不明金が発覚した問題で、経理担当の
幹部職員が自らの関与を認めていることが5日、関係者の話で分かった。信組側は不明金の
大半が幹部職員に着服された疑いがあるとみており、詳しく事情を聴いている。
古くは、文武天皇の大宝元年(701年)に完成された大宝令官制には類似する組織がある
など、皇室を「輔弼(ほひつ)する機関」として輝かしい歴史を誇る宮内庁だが、前代未聞の
大汚点を残すことになった。
この幹部職員は長年、経理業務を統括する責任者。関係者の話によると、幹部職員は
約3億円の使途不明に自らかかわっていたことを認め、その経緯についても話している
という。
だが、着服した疑いが強い金の使途など不明な部分があり、信組側は帳簿の精査と幹
部職員からの聞き取り調査を続け、約3億円の流れの全容解明を急いでいる。
宮内庁信組は宮内庁や皇宮警察職員など1500人が組合員で50億円強の預金残高
がある。
今月2日付で、本部所在地が近く、組合員の構成が似ている警視庁職員信用組合(東
京都千代田区)と合併する予定だったが、5月下旬、帳簿の整理をしていたところ、3
億円以上もの使途不明金が発覚した。このため、合併は延期された。
組合長を務める宮内庁の羽毛田信吾次長は5日未明、報道陣に「帳簿上、数字が合わ
ない部分があり、精査中」と不明朗な点があることを認めたものの、詳細についてはコ
メントしなかった。
一方、警視庁は独自に情報収集に努めるとともに、宮内庁の内部調査の結果を受け
て、業務上横領などの容疑で捜査に着手するとみられる。
また、長期にわたる不正を温存した宮内庁の管理・監督責任が問われることになりそ
うだ。
関東財務局は平成12年12月、全国の信組の一斉検査を実施。宮内庁信組にも検査
に入ったが、その際に使途不明金は見つからなかった。
【宮内庁信用組合】
大正10年6月設立。本部所在地は東京都千代田区千代田1ノ1、宮内庁内。宮内庁
や皇宮警察職員など約1500人が組合員で50億円強の預金残高がある。融資残高は
約13億円。平成14年3月期の売上高では、同業種の全国302信組で272位だっ
た。
ZAKZAK 2003/06/05
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_06/2t2003060503.html