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2003年6月4日(水)11時28分
6月4日(ブルームバーグ):午前の東京短期金融市場では、日銀が2日連続で国債買い現先による資
金供給オペを実施。平均落札金利は前回の0.004%から0.003%に一段と低下した。期間が3カ月物で需要は
あるものの、足元の資金余剰を背景にレポ(現金担保付債券貸借)金利も0.002−0.003%まで低下してお
り、積極的な応札は見られなかった。
午前9時30分に通知された国債買い現先4000億円(6月6日−9月11日)の最低落札金利は、前回(6
月5日−9月4日)と横ばいの0.003%だった。1兆4287億円の応札が集まり、4008億円を落札。応札倍率
は3.56倍と前回(3.28倍)を上回った。
農林中央金庫資金為替部のトレーダーは、先行きの不透明要因を考えてターム物を調達しておこうとい
った姿勢はあるが、金利が安いので応札も集まりやすいのではないかと指摘。この日は税揚げ日だが調達は
ほとんど見られず、目先の資金繰りにめどがついている金融機関が多いようだとみる。
無担保コール翌日物では、翌日物から短いターム物まで0.001%で推移しており、運用側は資金の放出先
を探すほど余剰感が強い。このため、オープン市場にも運用意欲が広がっており、2営業日後に始まる翌日
物のレポ金利は前週から0.002−0.003%で安定推移。資金の出し残りが目立っている。
前月に日銀当座預金残高の目標が引き上げられたうえ、5月末から6月上旬の資金不足の要因もあり、
日銀の資金供給オペの通知頻度が増えている。国債買い現先オペについては前週から週2回のペースに拡大
されており、銀行や証券の間で資金が行き渡ってきているようだ。
この日は引き続き朝の定例金融調節が見送られ、日銀当座預金残高は前日比4000億円減少の27兆6000
億円程度と、目標が引き上げられて初めて28兆円を下回った。ただ、日銀が発表したマネタリーベース統計
によると、日本郵政公社分の残高が5月の月中平均で4兆1600億円程度まで減少しているもようで、実質的
には民間金融機関の手元資金が23兆円台まで膨らんでいることになる。
東京 船曳三郎 Saburo Funabiki
http://news.lycos.co.jp/business/story.html?q=04bloombergto8790720&cat=10