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2003年6月3日(火)17時21分
6月3日(ブルームバーグ):福田康夫官房長官は3日午後の定例記者会見で、衆参同日選挙をどのよ
うに考えるかとの質問について、「それは可能です」と述べながらも、「やるべきかどうかは、その状況を
見て判断すること」と語った。一方で、「ただ衆院と参院は全く同じ選挙なのか。趣旨がどうなのかといっ
たことがあるので、その辺をどう考えるべきかということはある」との認識も示した。
3日付の毎日新聞夕刊によると、小泉純一郎首相は2日夜(日本時間3日未明)、フランス・エビアン
のホテルでの内政懇談会で、衆参同日選挙は意図的にやるものではない、と発言したことに関連して、記者
が官房長官の見解を質問した。
また首相が同懇談会で、9月の自民党総裁選前の内閣改造は行わないとの趣旨の発言をしたことについ
て同長官は、「私が考えるよりも総理がお考えになったほうが良いと思う。これも状況を見て判断されると
思う」と述べたうえで、「しかし総理の言われていることは、そういうことを今考えている暇はない。今は
政府として、たくさん法案(審議)が残っているので、(成立に)全力を挙げることに傾注したい(との趣
旨だろう)」と語った。
東京 伊藤 辰雄 Tatsuo Ito
http://news.lycos.co.jp/business/story.html?q=03bloombergec1712891&cat=10