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[ニューヨーク 2日 ロイター] 米ニューヨーク連銀のマクドナー総裁は、米経済は今後数年間、低インフレ環境と高水準の経常赤字に直面する公算が大きい、との見通しを示した。
ニューヨーク連銀のウェブサイトに掲載された同連銀の年次報告書で、同総裁は、現在のマクロ経済環境は、過去数十年と比べて相当の違いがある、との見解を示した。
同総裁は、インフレの重要な指標は60年代以来の低水準にあり、海外よりも高水準の米生産性の伸びも、国内総生産(GDP)の5%に近づいている過去最大の経常赤字につながっている、とした。
その上で、「こうした事態は、米経済を動かしている要因や、われわれが今後数年直面する公算が大きい高生産性、低インフレ、高水準の経常赤字という環境下での政策効果を理解するという試練をわれわれに与える」とした。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=businessnews&StoryID=2865913