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(回答先: 日銀総裁、講演でインフレ目標導入に消極的見解 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 02 日 01:13:07)
日銀の福井俊彦総裁は1日、都内で講演し、消費者物価が安定的に前年比0%を上回るまで量的緩和を続ける現行の枠組みについて、「一時的なオーバーシュート(行き過ぎ)を受け入れるもの」と述べ、0%を超えてある程度インフレになっても、容認する考えを示唆した。
福井総裁は現行の枠組みについて「経済活動が回復に向かいインフレ期待が起こっても、じっと我慢して超金融緩和を続けるという非常に強い約束」と、デフレ脱却に向けて日銀の強い決意を強調。年率2〜3%程度の物価上昇を約束するインフレ目標政策と比較し、「インフレ期待が台頭すれば、金利引き上げにつながるインフレ目標策よりも(現行の枠組みは)インフレを容認している」と述べ、インフレ目標政策採用には慎重姿勢を改めて示した。
このほか、株式や不動産など損失が発生するリスクの高い資産購入について、「必要な場合高いリスクを取ることもあえて辞さない」としながらも「日銀財務の健全性を棄損しない範囲」と、限界があるとの見解を示した。理由について、損失拡大で自己資本が減少すれば「損失補てんのための政府出資など納税者負担につながる」ほか、日銀の自主的な政策運営が困難になるなどの問題点を挙げた。【白戸秀和】
[毎日新聞6月1日] ( 2003-06-01-23:54 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20030602k0000m020077000c.html