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【サンクトペテルブルク=坂本裕寿】小泉首相は中国の胡錦濤・国家主席との会談で、北京―上海間(約1300キロ)の高速鉄道計画について、日本の新幹線方式の採用を求めたが、胡主席は検討中として明言を避けた。
日本側は中国指導部の交代を機に、ライバルのドイツ・リニア方式に傾いていた中国側の姿勢に変化が出ることを期待していたが、首相による「トップセールス」は空振りに終わった形だ。
高速鉄道計画は総事業費1兆円を超える巨大プロジェクトで、ドイツが推す「リニア方式」と、日本やフランスが売り込む「レール方式」のどちらを採用するかが焦点になっている。中国政府は年内に方式を決定する見込みだが、昨年末に開通した上海市内と浦東空港を結ぶ試験線(約30キロ)が、リニア方式を採用していることもあり、ドイツ優勢との見方もある。
日本側は「建設コストや安全性、輸送能力など総合的な評価では新幹線が優れている」と売り込みを強めている。実現すれば、2005年10月開業の台湾新幹線計画(総工費1兆6000億円)に続く2番目の新幹線システムの海外移転となるほか、「日中友好のシンボルにもなる」といった政治的側面も持つためだ。
(2003/5/31/23:55 読売新聞 無断転載禁止)
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日本は1979年以降中国に、戦争賠償の一面をもつ、政府経済援助(ODA)実施を続けていますが、バブル経済崩壊以降、苦境にある日本経済への「お返し」としてでも日本の新幹線方式の導入を中国政府には期待しています。
日本経済が立ち直れば、経済苦境で見直しされつつある対中ODAですが、やはりODAに回る
金額も中国に限れば、少なくても「対中新幹線建設プロジェクト」が終了するまでは、一方的に援助額を減らすわけにはいかなくなるでしょう。軍事はともかく、経済も先進国並みに発達してきた中国政府はどちらを選ぶのでしょうか?
政府経済援助 参照URL http://www.fri.co.jp/open_knlg/reports/160.html