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「構造調整の中核はアウトソーシングです。アウトソーシングは単に会社の電算システムや総務分野を外部に任せることではありません。ITシステムの構築から企業の経営戦略決定に至るまでの総体的な経営サービスを外部から輸血しなければなりません。そうしてはじめて経営の質が向上するのです。」
多国的ビジネスサービス提供会社であるEDSのマイケル・ジョーダン会長は30日のインタービューで、「昨年、大胆なアウトソーシングでコスト削減に成功した企業の利益率の上昇幅が最も大きかった」と述べた。
EDSは米IBMのライバルとも言うべき会社だ。米ゼネラル・モーターズ(GM)とP&Gのような多国的企業に、経営コンサルティングからITシステムの構築までの経営関連サービスを提供する。有名な経営コンサルティング会社であるAT.カーニーを系列社として抱えている。
これまで韓国ではLGグループとの合弁でLG-EDSを運営していたが、2001年にLGと“決別”し、韓国に独立法人を設立した。
ジョーダン会長は、韓国企業について「昨年の韓国企業の目標がコスト削減と過剰生産の減少であったとすれば、今年からは未来の収益事業に向けた新たな投資を行う時」と診断した。構造調整で赤字を減らしたなら、今は新しい収益創出システムを整えるべきだという説明だ。
一例に、グローバル企業が基本として採り入れる顧客管理システム(CRM)や、全社員資源管理システム(ERP)、供給と需要を効率的に統制するシステム(SCM)などの経営技法は、グローバル競争時代では必要不可欠であるという。
「不況を迎えた時は、会社内の各種の資源を早く再配分して新しい競争に飛び込む準備をしなければなりません。景気が悪いからといって、何もせずにいれば、倒産に向かう速度が遅くなるだけで、倒産するには変わりありません。」
EDSのマイケル・ジョーダン会長は、米ペプシ・コーラの財務担当総責任者(CFO)とウェスティングハウスで会長とCEOを歴任したベテラン経営者だ。エール大学を卒業し、プリンストン大学で化学工学修士を修めた後、米海軍で4年間服務した。
金泳秀(キム・ヨンス)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/05/30/20030530000073.html