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【ワシントン=広瀬英治】米政府は15日、財政見通しの改定を発表し、2003会計年度(2002年10月―2003年9月)の財政赤字が、4550億ドル(約54兆円)に達すると予測した。
今年2月の予算教書の発表時点では財政赤字を3040億ドル(約36兆円)と予測していたが、5か月余りで約50%も赤字見込み額が急増した。
2003年の米国内総生産(GDP)実質伸び率の予測については、2月時点の前年比2・9%から、同2・3%に下方修正した。一方、2004年のGDP実質伸び率の予測は当初より0・1ポイント上方修正し、同3・7%とした。
財政赤字の見込み額が急速に膨れあがったのは、経済成長の鈍化を背景とした歳入の落ち込みや、イラク戦争の出費、大型減税の実施などが主因だ。
2004年度以降の財政赤字については、2004年度は当初予測より1680億ドル多い4750億ドルとなり、2年連続で過去最大を更新する見通しを示した。
2005年度は同960億ドル増の3040億ドル、2006年度は同370億ドル増の2380億ドルと、2008年度まで毎年、赤字幅の予測を当初よりも拡大した。
今回の改定には2004年度以降のイラク駐留経費が含まれておらず、長期的な財政見通しを一層、不透明なものにしている。
(2003/7/16/11:08 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030716i203.htm