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7日(現地時間)、東欧のスロバキア・ガランタ市で、ジュリンダ・スロバキア首相とサムスン電子の尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)副会長、崔志成(チェ・ジソン)デジタルメディアネットワーク(DM)総括副社長ら300人あまりが参加した中、サムスン電子のスロバキア工場(SESK)竣工式を行った。
首都のブラティスラバから70キロ離れたガランタ工場(敷地:4万2000坪)は、テレビ、LCDモニター、ブラウン管モニター、プリンター、DVDプレイヤー、セットトップボックスなどの影像ディスプレー製品を生産することになる。現地の従業員だけでも約3000人を雇用する計画だ。
崔副社長は「今後、中・東欧市場攻略の橋頭堡として、2005年には12億ユーロ(約1兆4000億ウォン)の売上げを達成する見込み」と述べた。
国内外の企業が相次いで東欧市場に生産ラインをシフトしている。
サムスン電子以外にも、LG電子と現代(ヒョンデ)自動車が近く、東欧地域での工場新設および増設を推進中だ。GE、ソニー、トヨタ、フォルクスワーゲン、シーメンス、USスチールなども最近、同地域で生産ラインを建設したり増設している。
LG電子はポーランド工場をPDP、LCD、プロジェクション、ブラウン管など、全製品を生産するデジタルテレビの専用ラインに改造し、来年9月から本格稼働する方針だ。
現代自動車も欧州に年産30万台規模の完成車工場を建設するため、今年初めから「E−プロジェクト」というタスクフォースチームを構成した。
現代自動車・チェコ法人の関係者は最近、「現代自動車の欧州現地工場の候補地としてチェコのオストラバが含まれており、ハンガリー、スロバキアも検討されている」と語った。
外国企業の動きも活発化している。トヨタは今年初め、プジョー・シトロエン(PSA)と提携、チェコに合弁工場を建設するとしたほか、USスチールがスロバキアと、ポーランドに工場設立を準備中だ。
また、米GEは昨年、ハンガリーのブダペストにあるタングスラム(Tungsram/照明機器)を買収した。独フォルクスワーゲンは80億ドル(約9兆6000億ウォン)を投入、チェコ・スコダ自動車を合併、東欧最大の外資導入記録を更新したりもした。
企業のこうした「東欧ブーム」は同地域のチェコ、スロバキア、ポーランドなど東欧10カ国が来年4月にEU(欧州連合)に加入するためだ。
この場合、市場統合に伴う経済的効果が期待され、今後EUの貿易障壁による影響を最小化することができるとのメリットがある。
また、人件費も比較的に安い。オーストリアの民間経済研究諸「WIFO」によると、韓国の製造業部門の賃金を100とした場合、ポーランドは60%、ハンガリーとチェコは40%、スロバキアは32%に過ぎない。また、西欧の国家と比較すれば16〜32%の水準だ。
特に、東欧諸国はEU加入を前に、外資導入競争に乗り出し、先を争って法人税を引下げている。スロバキアは今年6月1日から法人税を25%から19%に引下げた。
李仁烈(イ・インヨル)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/07/09/20030709000005.html