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(回答先: 世界経済、下振れリスクも・ASEM財務相会合 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 7 月 06 日 13:17:01)
[バリ 5日 ロイター] 第5回アジア欧州会合(ASEM)財務相会議第1日のセッションでは、欧州側から、ドルに対してユーロ高になっているが、アジア通貨やラテンアメリカ通貨は同じように上昇していないとの通貨に関する問題提起があった。
財務相同行筋が明らかにしたもので、世界経済に関する議論のなかで、米国の双子の赤字について秩序だった調整がなされる必要があるとの認識が示された、という。
関連して、欧州側からは、「ドルに対してユーロ高となっているが、アジアやラ米通貨はユーロと同じように増加していない。これをどう考えるか」との問題提起があった、という。ただ、欧州側の共通認識として、「今のユーロ水準は歴史的変動の範囲に収まっている」、「大きな問題ではない」との認識が同時に示され、「ユーロ高が行き過ぎとの懸念が示されたものではない」(財務相同行筋)という。
欧州側の発言の狙いは定かではないが、アジア通貨やラ米通貨と対比させて言及していることから、人民元を含むアジア通貨の調整が不十分だとの認識が示されたとみられる。
世界経済動向や各国経済情勢については、イラク戦争の終結やSARS(重症急性呼吸器症候群)の落ち着きなど、不確実性が払しょくされたことから、「各国大臣からは、経済は回復していくと、自信ある発言が多かった」(財務相同行筋)という。世界的なデフレ傾向についても、「グローバルデフレ(の可能性)は低いというのが欧州の共通認識だった」(同)という。
午前中に話題になったIMF(国際通貨基金)による日銀への一段の金融緩和要請は、非公式のメモだったことが判明した。会議では、日本のマクロ政策についてデフレの克服や財政健全化を中期的に進めるべきであるとの認識が示されたが、金融政策をめぐる具体的な提案は一切なかった、という。さらに、財務相同行筋によると、「会議では、金融政策の具体的な議論や、財政政策についての注文は一切なかった」という。
アジア欧州会合財務相会議は、アジアと欧州とのパートナーシップを強化し、経済・金融分野の協力を促進するために97年にスタートした。今年が5回目で参加国は25カ国と欧州委員会。ただ、今回閣僚級の出席は、欧州がオーストリア、アイルランド、スペイン、アジアが日本、中国、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイのみで、代理級の参加が目立つ。
2日目の6日は、アジア債券市場育成など、メインテーマの通貨金融協力などについて意見交換し、共同声明を採択し閉幕する。(ロイター)
[7月6日13時28分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030706-00000064-reu-bus_all