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(回答先: この主意質問書の内容では、2ヶ月もらっても詐欺集団の官僚にはまともな返答は無理でしょう 投稿者 古いライター 日時 2003 年 7 月 26 日 23:45:00)
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「週刊文春」2003.07.24号
イラク視察日本人医師衝撃の告発
「自衛隊は劣化ウランで被爆する」
イラク特措法で繰り返される非戦闘区域問題。しかし劣化ウランに汚染された戦場
にそんな線引きは無意味だろう。日米両政府がひた隠しにしようとするその放射線の
牙は、まず手供たちに襲いかかる。この六月にイラクの病院を視察した井下俊医師が
語る驚くべき現実。
頭部がない無脳症の赤ちゃん、目や耳がない先天奇形児、そして悪性腫瘍によって
体がパンパンに腫れ上がった子供たち──。
イラクでそんな子供たちが産み落とされたのは、湾岸戦争後のことだった。米軍が
ばらまいた総量三百二十トンの劣化ウラン弾が原因とされ、放射能原子の量は広島に
落とされたされた原爆の一万倍以上といわれる。世界で初めて使用された劣化ウラン
弾は、帰国した米兵の家庭にもイラクと同じ悲劇をもたらした。
今回のイラク戦争で、実は湾岸戦争を上回る五百トンの劣化ウラン弾が使用された
という説がある。しかし、米軍は詳細を決して明らかにせず、放射能汚染の実態はな
かなか報じられない。今月、自衛隊の派遺を衆議院で可決させた日本政府にいたって
は、その危険性すら隠そうとする始末だ。
六月にイラクを訪問した民主党の首藤信彦衆議院議員は、日本を発つ前、外務省に
こんな問い合わせをした。
「劣化ウラン弾の影響は大丈夫なの?」
外務省の回答は次の通りである。
「アメリカは、劣化ウラン弾を所有しているが使用していない、と表明しているので
大丈夫です」
首藤氏が呆れて語る。
「戦争中、米軍のブルックス准将は記者会見で、『使ったが少量だ』と使用を認めて
います。それに、劣化ウラン弾の搭載機であるA-10サンダーボルトが戦争に使われて
いたのは明らかだし、イラク計画省に撃ち込んだ写真もすでに報道されています。本
来なら劣化ウランによる放射能汚染は、真剣に調査すべきことです」
六月二十七日、川口外相は「米軍は劣化ウラン弾をほんのわずか保有し、その安全
性を確信していると述べています」と、国会で答弁。小泉首相にいたっては、
「国際機関などの調査では、人体や環境に対する影響はほとんどないとの内容があ
る」
と、”ブッシュの忠犬”ぶりを発揮した。
劣化ウラン弾とは、原発など核燃料製造で生じる放射性物質によってつ<られた武
器だ。核のゴミである劣化ウランは、本来、低レベル放射性廃棄物貯蔵庫に貯蔵しな
ければならない。しかし、アメリカ政府は七〇年代からこの負担を軽減するため、兵
器製造業者に無償で提供している。
劣化ウランの半減期は四十五億年。半永久的に毒性が消えないことからも、その恐
ろしさはわかるはずだ。
「イラク戦争では歴史上最大の量が使われている」
と言うのは、慶応大学の藤田祐幸助教授である。
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