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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2003年 7月23日号(平日毎日発行)
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─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ そこまでやるのかという声も出ている
■ 寄ってたかって辻元前議員と社民党を叩いているが、
■ この逮捕は果たして公正公平なものなのか
■ 警察情報をたれ流すだけのこの国の大マスコミに要注意
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恐ろしいことだ、邪魔者を消すためなら
何でもありのこの国の権力のやり口に疑惑の目
警視庁には強い影響力を持つといわれる創価学会・
公明党の冬柴幹事長が「土井たか子党首は辞めろ」
というのも、何か語るに落ちた感じという声
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辻元清美・前衆院議員ら4人の秘書給与詐欺容疑の「逮捕」を釈然としない思いで
見ている有権者は多い。
事件の構図はハッキリしている。政界で横行してきた「秘書の名義貸し」だ。社民
党首の土井たか子の側近秘書・五島昌子を指南役に、勤務実態のない女性2人を政策
秘書に登録。その給与約1900万円を政治活動資金に流用という単純な事件だ。昨
年3月に発覚した際には「みんなやっていること」といわれ、与党も有識者による秘
書制度調査会を設置せざるを得なかった。
奇妙なのは辻元逮捕後の大新聞・テレビの報道である。何の裏もない明快な事件な
のに、さも重大事件のように大騒ぎ。寄ってたかって辻元や社民党をブッたたき、次々
と“罪状”を書き立てている。
「事務所経費でなく地元活動費に流用」「名義貸しは土井党首の事務所で協議」「資
金のほぼ全額が急に引き出された」「辻元周辺には日本赤軍関係者がいる」といった
調子。だが、ほとんどが警察情報の無批判なたれ流しだ。
「今回の逮捕劇は職権乱用を問われかねない問題です。メディアは逮捕の是非につい
て徹底検証すべきです。ところが、異議を唱えると捜査情報が取りづらくなるとの理
由からか、捜査批判は社説でちょっと触れているだけで、右へ倣えで警察情報を一方
的に流し、辻元たたきに走っている。あまりの荒廃ぶりに言葉も出ません」(椙山女
学園大教授・川崎泰資氏=ジャーナリズム論)
かつて、辻元を「政界のジャンヌ・ダルク」なんて持ち上げてきたマスコミは、逮
捕を機に手のひらを返して、警察サイドに立ち、辻元ら4人を「日本の政治を汚した
極悪非道人」に仕立てているのが現状だ。
◆ 辻元は逮捕、他は放置では公正・公平を欠く ◆
そもそも辻元ら4人の逮捕は公正・公平なものなのか。事件を冷静に見つめれば、
政治的道義的責任は大きいが、刑事事件としては逮捕して身柄を拘束するほどのもの
ではない。
辻元は「ワークシェアしていた」と詐取を認め、不正に受け取ったカネは法定利息
を付けて国に返納している。政治活動への流用はしても私的流用は確認されていない。
警視庁は「捜査への非協力」を逮捕理由にしているが、関係者は渋々でも任意の聴取
に応じており、露骨な捜査妨害をしたわけではない。
辻元は次の総選挙に出馬する準備をしており、今さら逃亡や証拠隠滅の恐れはまっ
たくない。しかも、流用金額は2年間で1882万円と大した額でなく、疑惑の表面
化から1年4カ月も過ぎている。捜査当局はこの間、一体何をしていたのか。事件の
受け手となる検察は辻元逮捕には慎重だったとされ、元最高検検事の土本武司氏(帝
京大教授)は「捜査に着手して1年以上もかかって時効直前に逮捕したのは不思議だ」
とコメントしている。