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(回答先: ひらめさん、はじめまして。 投稿者 愚民党 日時 2003 年 7 月 10 日 18:28:49)
現代の天皇制議論において、父系か母系かが、本質的な問題とは思いませんが、天皇の存在は天皇家という「家」の制度を前提にしますから、無関係とも言えません。なお、書いておられる内容は、君主が男子か女子かの問題で、父系か母系かとも関係ないようです。ちょっと誤解されているらしい部分のみコメントします。
イギリスと日本では、継承のルールは異なりますが、イギリス王室も父系優先です。父系の子孫が王位を継承し、子の間では男子優先です。もっとも、日本と異なり、女子も王位継承権があります。父系の子孫がないときの補充ですが、これは、王(性別は問わない)の配偶者を王族に限ることで解決しています。ここでの「王族」はイギリスに限らず、ヨーロッパ各国の王室を含みます。たとえば、女王の子は女王との関係では母系ですが、その配偶者が王族なら、結局は王族の父系の子となり、王位継承権を得ます。