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(回答先: たこに完敗したDdog:結局天皇に「政治責任」があることは否定できなかった。 投稿者 負け犬の遠吠え 日時 2003 年 7 月 10 日 13:31:14)
私見に関する要約が少し違うので、訂正しておきます。
私は「道義的責任」を問題にしない立場です。責任は行為に対する否定的評価です。法的な評価なら法的責任で、それ以外なら政治的責任です。「責任」はこの二者に分類するだけで足ります。
道義的責任が問題となるのは、法的責任も政治的責任も否定したときですが、現実には、「道義的責任は認める」という発言は、法的責任も政治的責任も否定する意味しかありません。裕仁などの政治家本人が「道義的責任」と称していただくのは結構なのですが、そんなものを問題にしても、戦争の原因解明にも無力です。
「法的責任」については、旧憲法を含む国内法体系では、処罰の余地がないとしているだけです。もちろん、死亡した裕仁については、どのような法体系を適用しても、死刑も懲役刑も不可能です。しかし、考える法体系によっては、たとえば、往時の国際法に基づいて、法的責任が議論される余地を排除していません。