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はまちさんへ
ご返答を頂きありがとうございます。読ませていただき、また一寸書いてみたくなりました。
「今の民主主義が代議員制にもとづいているとしたら、たしかに、国民のため骨身おしみなく動いている代議員がいったいどこにいるのか?っと思います。このあたりからして結局は、ユダヤの思う壺であって、ユダヤが甘い汁を吸い取るためのシステムに仕上がっていることも納得です。」
私は議会制民主主義をほとんど信用していません。一つには今日の選挙制度下で当選しようと思ったら、多額の費用が必要です。結局、有力団体や財閥に頼ることになり、当選後は彼らの飼い犬として働くことになります。
「有名」であれば、さほど費用をかけずとも当選は可能ですが、現代社会で「有名」になるとは資本が支配するマスコミの広告塔になることであり、「有名」になるためには露骨な自己顕示欲が必要です。私はこのような人たちに未来を託したいとは思いません。
大規模投票の選挙の場合、一票の重みはほとんど限りなくゼロになります。50万人の投票者(あるいは有権者)がいた場合、一票の重みは決して50万分の1ではありません。大規模投票ではマスコミが作り上げるムードに大きく左右されます。
私が批判するのは多国籍金融資本家やシオニズムですが、決してユダヤではありません。多国籍金融資本家の中枢部をユダヤが多数を占めていることも事実ですが、彼らは決して「ユダヤの論理」で支配を目論んでいるのではない、と理解しています。多国籍金融資本家は様々なネットワークを形成しており、その中にはキリスト教徒や仏教徒やイスラム教徒もいます。彼らの論理はあくまでも利益の追求です。彼らは利益追求のためにはあらゆるものを利用します。従って、簡単に「ユダヤ」と言ってしまうと、西洋キリスト教社会が犯したユダヤ迫害の過ちを再び繰り返すことになります。
「反シオニストさんの投稿を読んで、もしかすると、自爆をするよりも、次世代、あるいは、次々世代に、希望をたくして、教育をすることのほうが、大きな効果が得られるのかと思いました。」
もちろん私は自爆攻撃には反対ですが、パレスチナの人々の武装闘争を完全に否定するわけではありません。ただし、圧倒的な軍事力を誇るイスラエルに対して散発的な武装攻撃を仕掛けるのは得策ではありません。かえってイスラエルに利用されるだけです。戦略的に狙い澄ました「一撃」も可能かと思いますが、パレスチナの政治部門と軍事部門がイスラエルに操られている現状ではとても無理でしょう。
多国籍金融資本家が作り上げてきた世界システムがいつ崩壊し始めるのか簡単な予測はできませんが、私はかなり「間近」ではないかと考えています。従って問題を「解決」する機会は次世代ではなく現世代にやってくると考えています。
教育は非常に重要な要素ですが、アラブ世界、イスラム世界においても多国籍金融資本家が作り上げてきた教育システムが深く浸透していますので、全面的に「現代教育」を支持するわけではありません。この教育システムのために、アラブやイスラム教徒の人たちも多国籍金融資本家に奉仕すると言う構図が出来上がってしまっています。
多少期待が持てるのはイスラム教育です。型にはまった伝統的なイスラム教育にはあまり期待はできませんが、それでも「現代世界システム」に対するアンチテーゼを提供できると思います。
伝統的なイスラムには縛られないイスラム教徒には期待できます。重要なのは宗教には縛られず「現代世界システム後」を構想できる人たちの出現かと思います。こうした人たちの出現が何によってもたらされるか私には定かではありませんが、多分、現代教育システムではないでしょう。
「別の投稿にも書きましたが、教育を受けたものが、馬鹿をみるしくみになってしまっているアラブ社会が多く存在します。」
どのような形で教育を受けたものが馬鹿をみるしくみになっているのか教えていただければと思います。
「一方で、戦後なかった規模で、アラブ統一運動があらたに生まれていることも事実で
す。直接的な裏づけにはなりませんが、モスリム人口は、80年代以降、うなぎのぼりです。」
社会主義に基づくアラブ統一運動は完全な失敗に終わりましたが、アラブやイスラム教徒の人たちのネットワークは年々強まっています。近代以降、彼らは欧米の従属化にありましたが、このネットワークが欧米と多国籍金融資本家の世界支配を突き崩す一つの力になる可能性もあるのではないかと考えています。
「パレスチナをとりまくアラブ諸国は期待がもてそうにありません。」
アラブ諸国の指導者及び支配者が堕落し、またほとんどのアラブ諸国が強権的独裁国家となってしまっているのは、多国籍金融資本家の要請によるものと理解しています。独裁国家のほうが効率良く富を吸い上げることができるからです。