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(回答先: 戦後日本は個人の価値観は自由だというのが“共通価値観”です [ラムズフェドル氏:「イラク国民は略奪に走る自由を謳歌している」] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 6 月 26 日 20:57:59)
>あっしら;"政治が絡んだりコネが有効な業界には、遊び呆けている有力者の子弟が採用されている"
>Ddog:そんな企業は厳しい現実の前に、市場で淘汰されている。
Ddogさんが、あまり現実を御存知ないのか、知っていて知らない振りをしているのかはわかりませんが、コネ採用についての補足です。
Ddogさんがおっしゃるように、積極的にコネ採用を採っているこの手の企業が市場でどれだけ淘汰されているのか現実をご覧下さい。
TV業界(技術職以外).広告業界.新聞業界(記者職以外)でのコネ採用は常識の域にまで達しています。
TV.広告.新聞業界の大手ほどこの傾向が健著です。大手のマスコミは既得権業界ですので、待遇は非常に良好です。それに潰れる心配も他よりもなさそうです。
TV業界(特に在京キー局)のコネ採用にはすごいものがあります。技術職以外で入社した人の中で、ノーコネの人を探すのは砂漠でダイヤモンドを探すようなものです。
在京キー局は、男女同一賃金です。職種によりますが賃金は、20代後半で800〜1000万円は固いです。
国営放送の賃金は、民間より2割安です。(しかし、独身寮など官舎完備)
TV局は最近、政治家の子弟も多いです。(石原のぶてる行革大臣は元、日テレ。小渕優子衆院議員は、元TBS。橋本大二郎高知県知事は、元NHK。など)
広告業界大手は、コネにもランク付けをしていて、ランクによってその後の待遇が違ってきます。こちらはTV業界と違い、コネ以外の採用枠もありますが、全体の2割〜3割程度といったところです。(コネ以外の採用者のほとんどが、海外の大学卒や東大、一橋大などです。)
最初2〜3年はTV担当、新聞担当をさせられ、その後、ほとんどが営業に廻されます。管理部門の人間は始めから管理に入ります。
営業といっても、固定客をチームで担当するだけなので、誰でも勤まりそうな営業です。(笑)
チームに有能な人間が一人いれば、あとのメンバーは楽ができます。
広告業界の特徴は、社内的肩書きと対外的肩書きの落差です。対外的肩書きは課長クラスでも、社内では実質ヒラも珍しくありません。しかし、賃金は年功序列の色合いが強いです。
大手新聞は記者職カメラマン以外では、ノーコネの人は珍しいです。しかし新聞のコネは、TVや広告とはコネの毛色が若干違います。
賃金は経営が安定している大手3社では、社によって、また職種によって違いはありますが、民放キーTV局から国営放送の程度と考えればいいです。大手新聞社も年功序列の色合いが強い業界です。
その他、政治家の2世3世による世襲。外務キャリア官僚の限りなく世襲に近い制度。
それ以外のキャリア官僚も、血族的繋がりがあるほど有利です。
一般企業でも、親や親戚の勤め先に入る子弟は大勢います。
また、親が役員などの立場になっている場合は、自社に入れず他の社とのバーターもよくあるケースです。(例:A社役員の子弟aは、B社に入社。B社役員の子弟bは、A社に入社。)