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(回答先: 「この国の有権者は本当に愚民なんじゃないか」(日刊ゲンダイ抜粋) 投稿者 オメガ 日時 2003 年 6 月 24 日 00:41:14)
不動産も物価も下がって都心に住めるようになったり、
バブルでぼろ儲けしていた人々が破綻したり
これまで給料も高くえばっていた銀行があたふたしたりと、
50%程度の有権者(特に富裕な高齢者)にとって
デフレ不況政策は現時点ではまだ一部マスコミの報道ほど
大した痛みはなく、逆に心理的メリットが大きいのかもしれません。
特に金融資産100万ドル超の億万長者は日本にも100万人のオーダーでいるそうですが
バブル期に土地や株を売り抜けた人々にとっては、今は高く買った人々や企業から
資産を安く買い叩くチャンスでもあり、贈与税も免除されるなど、うれしいことも
多いのかもしれません。
そうした人々と抵抗勢力が自民党政権を支えており、若年層や一般サラリーマンは
自分たちの利益を十分代表してくれる政党も無く、政治不信と絶望から無関心になり
それが利権政治家の淘汰を遅らせて、さらに貧困層が搾取されるという構造でしょうか。