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小泉首相からも先日指摘があったように今、北朝鮮の密輸問題として日本政府は、「北朝鮮政府は日本に覚醒剤を大量に持ち込んで(密輸)いる」といった“北朝鮮悪”の見解を発表している。
確かにその通り日本に持ち込まれる覚醒剤の大半は北朝鮮が製造したものであろう。
拉致問題等の問題で、今日本の覚醒剤市場は供給不足で価格も上昇しているらしい。
北朝鮮でもともと製造されている覚醒剤の製造コストは1g当たり2〜3円ほどらしい、という話を聞いたことがある。
この単価が正しいのかどうかはわからないが、日本では1g当たりの市場価格は今現在、だいたい2〜4万円位だそうだ。
10,000倍である。
製造されたあと、北朝鮮軍部が取り仕切り、日本の窓口との受け渡しを引き受けるらしい。
その時点でいくらになっているのかはわからないが、この時までの価格がほぼ北朝鮮側の丸々の利益なのだろう。(なんせタダみたいな単価なのだから)
以降が日本側の(日本人以外も含めて)利益ということなのだろう。
私にはこの日本側の窓口が暴力団なのか宗教団体なのか北朝鮮団体なのか警察なのかは、わからないがこの時点で日本に覚醒剤が上陸したときにはすでに、金銭のやりとりは終了しているらしい。
確かにこれは密輸であるし、製造し日本に物を送りこんでいるのも北朝鮮であろう。
日本政府の言う見解ももっともだと思う。
しかし、これは政府の言う通りに、北朝鮮側だけの問題なのだろうか?
私は北朝鮮を擁護するために言っているのではなくて、はたして売り手側だけの問題にしてしまっていいのだろうか?と思うのです。
もちろん、製造を止められるのであれば、問題は多少解決されるのでしょう。
しかし、日本側もこれを金を払って買っているのですから、買う側も叩かなければならないでしょう。
自分の国側が金を払って仕入れているのに、そのことにはいっさい触れないで、北朝鮮が我が国に大量の覚醒剤を持ち込んでいる、という政府の見解や報道は日本人として恥ずかしいことであると思います。
買わなければ作らないのです。
覚醒剤取締法違反で検挙されれば、使用していた場合よりも販売目的で所持していたほうが罰則はかなり重いようです。
しかし過去一度も日本の窓口となっている団体は検挙されてはいないようです。
税関や海上に浮かんでいた現物をいくら見つけても、それを日本側に持ち込んだ窓口は捜査の対象になっているのでしょうか?
なっているのであれば何故検挙されたという報道が一度もないのでしょうか?
日本国内の覚醒剤の胴元は何故一度もマスコミの報道に上がらないのでしょうか?
私はこの買う側の責任はかなり重いと思います。
政府は自分の国での責任を果してから北朝鮮を追及するべきだと思います。
しかし、この問題はどれだけ時間が経っても決して解決されることは無いのでしょうね。