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(回答先: Re: 簡単なことさ 投稿者 ななしさん 日時 2003 年 7 月 13 日 00:49:35)
ななしさん、こんちは。
如往さんの文はどうも小難しいので一回目の答えは外したが、二回目のはご期待に副えたものと思う。彼が純粋な思想のあり方に関心を注ぐ哲学の人だってことを忘れてた。
>アルファンドさん、これからキナ臭くなるかもしれない。
まさか阿修羅の議論板が、ってことは無いだろうから現実の話だよな。だとしたら同感だ。どうもこの静けさに不気味なものを感じる。この夏は怪しい。まあ俺のカンは去年の暮れで実証されたようにまったく頼りにならないんだが、ぜひともそれに期待したいところだ。
>これはその前に一度見ておいたほうが良い類の議論であると私は思っている。
これってどれだろう。「天皇の（戦争）責任」についてかな。それとも、一応このスレのテーマである「断固として責任をとらせる意志」の問題についてかな。まあ、前者か。
>議論としての質に関しては、たこさんの論の立て方などテーマとは別に学べる部分も多い。
同意。純粋に「知的遊戯」としては何も悪くない。ただ、そこに「覚悟」が無い以上、雑談と呼ぶに相応しい知的怠慢だ。特に「覚悟」が要らない議論のテーマというものも存在するが、この件においては決して避けて通れない。
>また大切なことだが、如往さんは核心を突いた投稿をされている。そちらへの感想などお聞きしたい。
>これに対するアルファンドさんの意見は、おそらく議論が交叉しない為にも必要だろうと横からで申し訳ないが思う。
ともかくレスをくれてありがとう。まあ何とかやってみるよ。
・・・これはつまり、もう少し明確に自己分析および思想の由来を披露しろってことか？
確かにあらゆる点で非常に重要な部分を問題視しているようだ。
しかし俺のようなのを観察しても日本人総体の精神につながる鮮明な示唆が得られるとは思えないが。
まあストレートに書いてみるか。
俺はＤｄｏｇ氏と違って「天皇」を人格的存在と見ていないし、それへの崇拝心を他人と共有する必要性をまったく感じない。教育勅語を暗誦することはできるが、それに関して尊いものだとかいう印象を持ってるワケでもない。俺が「天皇」に服従するのは完全な自由意志に基いており、誰かに強制されるものではない。だから「天皇の権威」への盲従はどうあがいても無理で、例えばお偉いさんが「陛下の勅命だ、○○しろ！」とわめいても、いちいち「京都」まで確認しに行かないと従えない（御直筆の文書であっても不可だろう）。さらにあくまでも「天皇の勅命」でなければダメで、「アキヒトの命令」じゃあ動けない。しかし現実的に陛下が直々に俺に命を下すような状況に至る過程が想像できないので、これらのことは結局空想・妄想の類であると言っても良い。ただ、もし万が一本当に陛下が俺に命ずることにでもなれば、一切の躊躇無く人を殺すし、核のボタンだって押すだろう。そういう確信がある。まあ、絶対にそんな命を授からないという確信もあるが。
とりあえず、こんなところなんだが俺には誰か・何かの影響でこういう風に考えるようになったという自覚は無い。寧ろ、何かの影響だと言えるような書籍や著者が存在するんであれば教えて欲しいところだ。フツーはこういう思想の持ち主は何も遺さないと思うが・・・
とはいえ、一応他人の共感を得る足掛かりとして言っておくと、俺のは「天皇」にこだわりを持つ全ての日本人の根底にある概念を、ただ剥き出しにして晒しただけだと考えている。皇室ニュースに関心を寄せるぐらいの庶民であれ、陛下のご威光を喧伝する権力の狗であれ、昏い憎しみに燃える反天皇主義者であれ、もし自分が陛下の御前にあって直々に勅命を授かりなんぞしようもんなら、多分誰一人抗うことは出来ないんじゃないだろうか。実のところ俺もかつて天皇へ少しばかり嫌悪感を持っていた。しかし、そんな想像（妄想）をしたら全てが吹き飛んだね。考えただけで全身に打ち震えるほどの喜びが湧いてきた。至高への奉仕っつーのかな。あー、無理だ。こりゃ逆らえねえや。仕方無い、俺の負け負け。実際凄く気が楽になったし、もう自分を欺く必要が無いんだと安堵もした。反天皇で日頃過剰に意識してる連中ほど、転向の度合い、いや本心への立ち返り方が強いだろうなと思う。想像してもそうならないなら単に想像力が弱いか、あるいは根本的に「天皇」にも「日本」にも何の興味も無いってことなんだろう。
まあ以上だ。またなんかあったらよろしく。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。