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2カ月半のご無沙汰です。(玉置宏だ。どうも古いねえ)。ビルダーバーグファンの方(そんなのいるのかね)ご免なさい。
プライベートな事情でしばらくカキコできませんでした。1カ月ほどヨーロッパへ行ってきたりしたせいです。小生は海外までPCを持っていくほどのヘビーユーザーではありません。
パリ、ロンドン、モスクワを回ってきましたが、各国とも経済も元気そうで、イラク戦争や中東情勢の影響もあまり感じられませんでした。小生は、ECの経済や産業構造については、ほとんど無知ですが、ヨーロッパ駐在の長い商社マンなどの話では、EC全体に、若干のインフレ傾向と潜在失業率の高さはあるものの、大きな経済問題は現在はないそうです。テレビではフランスは100年ぶりの猛暑の話題が主流、あとリベリア問題をやっていました。イギリスは、イラクで大量破壊兵器が見つからないことに関連したブレアの情報捏造疑惑が依然としてしつこいほどに報じられていました。モスクワも異常気象のせいか、洪水なども起きていますが、経済の復調のせいか、市民の表情は以前よりかなり明るくなっています。空港のチェックも以前と変わらず、米国に比べれば緊張感はずっと低い感じです。円に対するユーロのレートも、最近は140円ほどで”安定”しており、ドルの120円前後よりは、「円に対する強さ」が目立ちます。
雑談ばかりで恐縮ですが、ドーバー海峡トンネルによってユーロスターに乗れば、パリーロンドン間は3時間半。東京から大阪へ行くようなもんです。もっとも皮肉屋のフランス人は、「われわれはビジネス以外では、ロンドンなんて田舎には行かないが、イギリス人は週末には大挙してパリ見物に来ている」とか言っていました。本当かどうかは分かりませんが。もっともロンドンーモスクワ間も時差を除けば3時間。1980年代に、SS20ミサイルの配備問題で、欧州が騒いだのも無理がない距離(近さ)です。
ついでに、かっては、ツポレフなど自国産機しか使っていなかったアエロフロートも、今ではエアバスが主流、英語より前にロシア語のアナウンスがある点を除けば、米国のエアラインと変わりがなくなりました。シェレメチェボ空港にもデューティ・フリー・ショップがずらりと並んでいました。パリにもマックの店があふれ、(ユニクロの店もありましたが)米国流グローバリゼーションの浸透も歴然。米国流メガストアを嫌っていたフランスも、スーパーチェーンも目立ちました。ただし、モノプリ、日本でも有名になったカルフールなど自国の企業のチェーン展開というところが、フランスのナショナリズムでしょうか。