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宇宙開発事業団は三菱重工業などと共同で、国産ロケット「H2A」の輸送能力を約2倍に高めた大型のH2Aを開発することになった。高度約400キロの国際宇宙ステーションに年間6トンの物資を運ぶ補給機打ち上げや、複数の大型衛星の搭載を可能にするのが狙い。18日午前の文部科学省宇宙開発委員会の計画・評価部会で了承された。来年度中に開発に着手し、07年度の試験機打ち上げを目指す。
計画によると、新型は第1段部分の直径を現行より1メートル広げた5メートルで、主エンジンを1基から2基に増やす。現在2本を基本とする固体ロケットブースターは4本備える。開発費は約200億円、1回の打ち上げ費は110億円以下に抑える。
日本は、08年に完成予定の国際宇宙ステーションに年間6トンの物資を輸送することが求められる。新型を使うと、一度に6トン輸送できる。
一方、現行のH2Aで投入できる商業目的の静止衛星(高度約3万6000キロ)は2〜2・5トン級だが、新型では4トン級も可能だ。商業衛星の半数は1〜2トン級の重さ。複数を同時に軌道投入することで、1基当たりの打ち上げ費を下げ、国際競争力を高めることも可能になる。【田中泰義】
[毎日新聞8月18日] ( 2003-08-18-13:53 )