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大停電の被害地域、ほぼ全域で送電回復(読売新聞)
【ニューヨーク=笹沢教一】米カナダ大停電は米東部時間16日午前(日本時間同日深夜)までに、復旧が遅れていた米ミシガン州デトロイトやカナダ・オンタリオ州でも都市部を中心に電力供給が再開され、被害地域の「東部送電網」はほぼ全域で送電が可能になった。
約50の自動車工場が操業を停止しているデトロイトでは週明けから順次操業が再開される見通しだが、停電の影響による水道障害が続いている。オンタリオ州は夏期需要の約70%の復旧。いずれの地域も節電の協力が得られない場合、地域ごとに供給を一時止める「輪番停電」の可能性が残っている。
ニューヨーク市議会は停電による同市の歳入の損失額は約7億5000万ドル(900億円)にのぼるとの見通しを示した。
一方、原因究明に当たっている電力業界団体の北米電力信頼性協議会(NERC)は同日、大停電の前に起きたオハイオ州クリーブランドの送電線の送電障害が「大停電の発端と確信する」との声明を発表した。
NERCの最新の調査結果によると、大停電の約1時間前にクリーブランドの送電線1本が送電障害を記録、その約30分後に3本の送電線が相次いで遮断されたことが新たにわかった。
声明では「最初の3本の遮断時に、拡大を阻止できなかったことが問題」と指摘、16日のAP通信は「送電線を所有する電力会社の警告装置が壊れていた」と報じた。NERCは、この送電線を含む「エリー湖ループ」と呼ばれる送電網で大停電前に起きた異変に的を絞り、原因究明を急ぐ方針。
[読売新聞社:2003年08月17日 19時10分]
http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__yomiuri_20030817it12.htm