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「青い珊瑚礁」も過去のものに・・・。
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さんご礁、数十年で消滅か 人間活動が悪影響
【ワシントン14日共同】多くの生物が生息する世界のさんご礁は、数百年以上にわたって人間活動の影響を受け状況が悪化しており、このままでは今後数十年間でほとんどなくなってしまう−。こんな調査結果を、米カリフォルニア大やオーストラリアの共同研究チームがまとめ、15日付の米科学誌サイエンスに発表した。
チームの1人、米スミソニアン協会自然史博物館のジョン・パンドルフィ研究員は「過剰な漁業と地上からの汚染物質の流入が、最大の脅威になっている。さんご礁周辺の広い海域で漁業活動を禁止するなどの強力な保護対策が必要だ」と話している。
研究チームは、紅海やオーストラリアのグレートバリアリーフ、カリブ海など世界14カ所のさんご礁について、研究論文や歴史的な記録、古文書などできる限りの資料を集め、動植物の数などを指標に、過去から現代に至るさんご礁の「環境の健全度」を検証した。
その結果、ほとんどのさんご礁の環境は、人間が周辺に定着した直後から悪化し始め、20世紀に入る前から急速に悪くなっていったことが判明。海水温度が上昇してサンゴが死滅する「白化」現象が20世紀後半に問題になる以前から、人間活動の影響で、さんご礁の環境破壊が進んでいたことが裏付けられた。
(共同通信)[8月15日3時6分更新]