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中国の李肇星外交部長は11日午後、東京都内で開かれた日本記者クラブの会見で、靖国神社問題に関連し、次の3点について述べた。
(1)中国国民は原則を重視
現在の国際関係における最大原則は、各国間の平等な応対、平和共存、戦争反対、互恵協力の強化、共同発展だ。戦後の日本が平和憲法を堅持し、平和発展の道を歩んできたことをわれわれが高く評価する理由はここにある。日本の軍国主義が引き起こしたあの戦争は、中国やその他アジア各国に空前の大きな災難をもたらし、日本国民もまた大きな被害を受けた。この間の歴史は、正視するしかなく、抹殺することはできない。この間の歴史を正確に認識して対応し、歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かうことは、中日両国の善隣友好協力関係の発展にとって重要な意義があり、このことはすでに中日両国間の共通認識となっている。
(2)中国国民は道理を重視
われわれは一貫して日本国民と少数の軍国主義者らとを区別し、今の人々が戦争当時の責任を負うよう求めてはこなかった。われわれは、平和発展の堅持を望む多くの日本国民の願いを称賛する。日本の一般国民による戦死した親族への追悼は完全に理解できる。なぜならこれらの戦死者も軍国主義の被害者だからだ。A級戦犯は一般の戦死者ではなく、戦争に対して重要な責任を負っている。これらA級戦犯が靖国神社で合祀の対象となった以上は、日本政府の指導者は二度と参拝すべきではない。
(3)中国国民は友情を重視
中日両国が2千年もの間、連綿と続けてきた友好交流、両国国民が長期にわたって互いに学び、手本とし合い、ともに歩んできた歴史をわれわれは非常に大切にしている。過去の不幸な歴史を忘れないことは、まさに友情を重視し、両国民の伝統と今日の互恵協力を強化するためだ。中国の改革開放、現代化建設に対する日本国民の積極的な協力にわれわれは大変感謝している。また、先の重症急性呼吸器症候群(SARS)との戦いに対する貴重な支持を忘れることはできない。中日関係が双方の努力によって、歴史の暗い影から真の意味で抜け出せることをわれわれは心から望んでいる。(編集SO)
「人民網日本語版」2003年8月12日
http://j.peopledaily.com.cn/2003/08/12/jp20030812_31463.html