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世界トップクラスのコンピューター囲碁ソフトが参加した「世界コンピュータ囲碁大会岐阜チャレンジ2003」が2、3の両日、岐阜県大垣市で開かれ、北朝鮮のプログラム「KCC囲碁」が優勝した。2位は日本の「HARUKA」。
大会は人工知能の研究者や技術者でつくる「コンピュータ囲碁フォーラム」が主催。ほかに英、米、中、オランダ、韓国、ドイツの計8カ国の17ソフトがリーグ戦と勝ち抜き戦を組み合わせて競い合た。
北朝鮮のソフトは98年にも優勝。日本では「銀星囲碁」の商品名で売り出されており、アマ初段程度の実力と見られている。北朝鮮のソフトを開発した平壌の数人のプログラマーは来日せず、日本の提携先のソフト会社の会社員が操作した。その社員は「判断スピードが年々速くなり、着手の読みも少しはできるようになりつつあるのが強み。向こうのプログラマーがどんな人か、情報がなくよくわからないんですが」と話した。
北朝鮮には囲碁のプロ制度はないが、アマのレベルは相当高い。才能のある若手を中国に囲碁留学させたりして、世界アマ囲碁選手権戦で上位入賞できる実力を蓄えている。
(08/03 21:26)