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米国ネオコン派の中心的戦略理論家、マイケル・レディーンが、イランの体制変革に向けて米国は行動せよ、と呼号する。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年07月26日01時07分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)七月二十五日(金)
(第六百四十九回)
○「EIR」、二〇〇三年七月十一日号。
六十七頁〜七十頁。
スコット・トンプソン
「マイケル・レディーンがイランの体制変革を要求する」。
○この論文はきわめて重要だ。
○レバノン、ベイルートの「ザ・デイリー・スター」紙、二〇〇三年五月
九日号、ウィリアム・O・ビーマンの記事
「マイケル・レディーン、ネオコンサバティズムの導師(グル)」、
からの引用あり。
曰く、
レディーンのことばは、毎日のように、ディック・チェイニー、ドナルド・
ラムズフェルド、ポール・ウォルフォビッツのような要人によって引用
されて居る。
レディーンの見解は、二〇〇一年九月十一日以降の米国の行動を特徴
付けるアメリカの外交政策の哲学・・・・を決定して居る。
・・・・今や、レディーンは、イラクを超えて、更なる「体制変革」を
提唱すると。
○つまり、イラン、シリア、レバノンの体制変革、と言う。
○「我々は既に、ルビコンを渡った。我々は既に、地獄に居る。ユーラシア
大陸内での第三次世界大戦は既に進行中である。イラクに対する戦争
が終った、のではない。イラクに対する戦争は続いて居るのだ。
同じく、アフガニスタンに対する戦争も続いて居る。イランに
対する戦争が既に開戦寸前であり、そして秘密の作戦は始まって居る」
(リンドン・ラルーシュのトルコ、イスタンブールでの演説、二〇〇三年
六月十四日)
○ラルーシュのこのことばは正しい。
○しかし、それにしても、我が日本人、我が日本民族の今の白痴的
ていたらくは、実に、驚くべき次元に達して居る。
○売国奴小泉政権は、米国の要求するがままに、日本の陸上自衛隊を、
イラクに派遣することにした、と言う。
○小泉以下の売国奴たちは、
ユーラシア大陸で開始されてしまった第三次世界大戦へと、喜色満面、
ご主人さまの命令を遂行することが、嬉しくてたまらないと言う風情で、
のめり込みつつある。
○この二、三月以来、本当に、泥縄式に日本のマスコミは、米国ネオコン
について無内容なおしゃべりにふけって居る。
○彼等の視界に入って来た「ネオコン」派は、米国政府高官若干名を別
とすれば、ロバート・ケイガン、クリストル親子、ぐらいで終わり。
○米国ネオコンの中核的戦略理論家としてのマイケル・レディーンは、
今の今に至るまで、日本民族の視界に入らない。
○「EIR」誌は、一九七五年に出版された、M・レディーンと、彼の師、
レンゾ・デ・フェリスとの対談「ファシズム」と言う著作から引用する。
○レディーンは、
「米国憲法は米国革命を裏切った」、
と述べて居る。
○これは、何を言って居るのか、日本人にはまるで、通じないであろう。
○ここで、レディーンは、第二次アメリカ革命によって現在の米国憲法
(そして人権憲章)を破棄しなければならない、
と示唆して居るのである。
○マイケル・レディーンは三十一年前に、
「ユニバーサル・ファシズム」、
と言う著作を出したことは既に報じた。
○レディーンは、「ユニバーサル・ファシスト(究極の全体主義者)」、
と自称して居ると言う。
○一体何がどう成って居るのであろう。
○この項は続報する。
(了)