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世界シナルシストの計画、世界金融経済体制を瓦解させて、一挙に単一世界通貨へと。
「EIR」誌二〇〇三年七月十一日号
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年07月23日23時59分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)七月二十三日(水)
(第六百四十七回)
○「EIR」誌二〇〇三年七月十一日号、七、八頁。
○ここに、リチャード・フリーマンのきわめて重要な記事が掲載されて
居る。
○「ウォールストリートジャーナル」の編集者が、「世界通貨と超銀行
についてのシナルシストの計画を提示した」と。
○ここに「シナルシスト」とあるが、この用語については、当「時事寸評」
で既述した。
○ウォールストリート・ジャーナル、二〇〇三年六月三十日号の論文で、
ロバート・バートレイは、
「強力な超国家的中央銀行によって発行される、単一世界通貨の創造」
を提起したと。
○この短い2頁の記事(リチャード・フリーマン)は、全文、邦訳紹介
される価値があるが、ここには、ごく簡単に要約して置く。
(1)ごく最近、イタリアのシエナ近郊で、欧米の有力金融筋の
小さな会議が開かれた。
(2)主催者は、ロバート・マンデル。
マンデルは、一九三二年生まれ。一九九九年に、ノーベル経済学賞。
(3)この会議では、単一世界通貨創設に向けての議論がなされた。
(4)世界通貨金融体制の全面瓦解は切迫して居る。
(5)この崩壊を契機として、一挙に、世界通貨へ、との計画。
(6)世界通貨の名称として、
dey
が提案されて居る。
これは、米ドルのd、ユーロのe、円のy。
(7)世界経済金融体制が崩壊するとどうなるか。
投機家は一掃される。
抵当物件の所有者は一掃される。
企業は一掃される。
年金は一掃される。
その他。
(8)これは、第三次世界大戦を策動しつつある陣営の仕掛けである。
以下省略。
○今の日本人には、しかしながら、こうした情報は、ブタに真珠、馬の
耳に念仏、猫に小判でしかない。
○「猫に小判」、の「小判」とは、江戸時代の小型長円形の金貨のこと。
一枚一両。
○一両とは、今の日本の通貨価値に直すと、一万円から十万円の間。
○今の日本人の関心事。
(1)米国プロ野球に移った何人かの日本人プロ野球選手の活躍。
(2)二〇〇四年のオリンピック。
(3)米国ハリウッド映画。
(4)テレビのワイドショウ。
(5)ひたすら拝金主義。
(6)弱肉強食の生存競争。
(7)どうやって楽してもうけるか。
(8)どうやって人をだますか。
(9)どうやって自分だけうまいものを食って、ぜいたくをして、
長生きするか。
以下省略。
○ほんとうの情報、もともな議論これらはすべて上の空。
○「EIR」誌二〇〇三年七月十一日号、七頁によれば、
「EIR」誌、ラルーシュのグループは、ネオコンの正体を全面的
に暴露した「サタンの子供たち」と言う、数十ページの小冊子、
百万部(ワン・ミリオン)を米国民に配布し切った、とある。
○百万部とは、半端な数でない。
(了)