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(回答先: 官僚天国ではありませんか? 投稿者 スパルタクス 日時 2003 年 7 月 15 日 11:58:52)
中国は中国共産党中心の官僚国家そのものです。ある程度の官僚や国営企業の管理職は共産党員であることが必然です。今や中国共産党はイデオロギー政党ではなく、公然の幇(パン、清朝末期にたくさん出てきた青幇のような結社)みたいなものですね。幇に入れば国家の幹部になる入場券にはなる。
先だっての全人代で民間企業の経営者に共産党入党を認める旨を決定しましたが、これとて官僚化したものを民営にするというよりも、共産党員でなければ事業を行うのに制約があるからこそ、このような発想が出たと見るのが自然です。そうなれば入党資格をめぐって「推薦状人になる」とか云々で賄賂をせしめ、党員の間でそれが利権化してしまうでしょう。丁度清朝末期の買官と同じですな。逆に党員資格が無い事業者は事業成績のの良し悪しにかかわらず、権力によって淘汰されます。これでは市場に基づいた資本主義ではないですね。市場(しじょう)ではなく、市場(いちば)だと言った人がいるが当を得た表現です。
このような形態を見る限りは、現代中国がIT機器製造栄えても、宇宙船を打上げても、核弾頭つき大陸間弾道弾をそなえても、清朝末期の如く封建制度から資本主義への過渡期にあるかどうかといった感じがします。