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国会議員の外遊はイラクのみにしてほしい
http://www.asyura.com/0306/bd27/msg/677.html
投稿者 なるほど 日時 2003 年 7 月 09 日 17:15:34:

湾岸戦争の時も、国会議員は外遊を楽しんでいました。今年もイラクが大変な事になっている
状況で税金を使ってお遊びに耽る輩には制裁が必要では?

転載

http://www.asahi-net.or.jp/~tq8r-tnk/020818.htm
8月18日(日)
 ●国会議員の海外旅行●
 毎日が「<国会議員>100人近く続々訪中 祝賀一色に懸念も」という記事を朝刊1面トップにして
いる(例によって参考資料として末尾に掲載しておく)。
 国会議員という人種は、外遊とあれば、けっして中止することなどしないものらしい。1990年夏と
いえば、8月2日、サダム・フセインのイラク軍がクウェートに侵攻し、占領してしまった「湾岸危機」
が起きたときである。この夏、パリの日本大使館がアテンドした国会議員は200人にのぼったという。
当時のパリ大使館幹部から直接聞いた話だから間違いない。
 この年、国会は6月末に閉会していたから、7月にパリを訪れた国会議員ももちろんいた。8月にパリ
行きを計画していた国会議員たちで、湾岸危機を理由にパリ行きをあきらめた人など一人もいなかったと
いうから恐れ入る。
 パリなどヨーロッパの各地に国会議員が旅行するのは、衆参両院が派遣する研修旅行ということになる
。旅費は国会の予算から支出される。大使館がアテンド(接待)するのだが、これも外務省の予算の中か
ら支出される。たぶん外交機密費(外務省報償費)が使われているはずである。
 国会議員たちのパリでの行動は、テリー伊藤著「お笑い外務省機密情報」(飛鳥新社)が描いていると
おりである。トップレスクラブ「クレージー・ホース」に行くのが定番。ほとんどの国会議員が白人美女
と一夜を共にする。こういうことの面倒を見るのが、ノンキャリ大使館員の重要な仕事とされ、志ある人
は「女衒になったつもりはない」と辞めてしまう、といったところが実態である。
 ノンキャリ大使館員がやらされるといっても、キャリアの大使以下に指示されるから、やむをえずやる
のである。大使たちのアタマの中には「○○さん(キャリアの外交官)は、××議員のアテンドをしっか
りやらなかったため、コースから外れてしまった」などという人事上のうわさ話ばかりが蓄積されている
。国会議員の怒りを買うのは怖いのである。だからアテンドを最優先の仕事にしてしまう。
 外務省をめぐる一連の「事件」によって、あまりにひどい腐敗ぶりが明らかになったが、こうした馬鹿
げたアテンドなるものが、重要な仕事となっている事実が、その腐敗の根底にあることが指摘できるだろ
う。
 日本で「行政改革」が本当に実行されるとしたら、国会議員が先頭になって旗を振る以外にない。その
国会議員たちが、「外遊」では国の予算の二重取りともいうべき恥ずべき行動をしているのである。これ
では天下り高級官僚がいくつもポストを渡り歩いて、役員報酬・退職金あさりをすることに文句を言えな
いだろう。
 さて中国旅行の方に話を戻そう。おそらく訪中は、中国政府からの招待の形をとるのだろう。議員さん
たちにとって「無料外国旅行」である点では、国会派遣の研修旅行と変わらない。
 靖国参拝で喧嘩を売るような、小泉純一郎や石原慎太郎の対中国姿勢ではなく、ともかく「仲良くやろ
う」というのはいいことだが、行動スタイルとして無料外遊であることには疑問符を付けざるをえない。
 それにしても橋本派のやることは、いつも議員心理・官僚心理をきっちりとつかんでいる。だから国民
次元での「人気」が得られない。小泉の方は、国民の「人気」があるから、国会議員と官僚の支持を得ら
れない。その両勢力の争いが、いま政治の主軸となっているのである。


 [参考資料]
 毎日の18日付朝刊1面トップ記事
 見出し=<国会議員>100人近く続々訪中 祝賀一色に懸念も
 日中国交正常化30周年の記念行事が中国で集中的に開かれる9月下旬に、日本から与野党合わせて
100人近い国会議員が相次いで訪中する。まるで北京に永田町が出現するかのような事態だ。靖国神
社参拝問題で訪問を見送った小泉純一郎首相だけが取り残される異例の外交光景。秋の政界の焦点とな
る内閣改造は9月末から10月上旬に行われる見通しで、日本政界の駆け引きが北京を舞台に繰り広げ
られる可能性もある。
 与党3党の「日中国交回復30周年を成功・発展させる議員の会」(会長・橋本龍太郎元首相)は6
0人を超える大訪問団を編成する。「議員の会」は今年2月、自民党の親中派を代表する橋本氏や野中
広務元幹事長らが中心となって結成した。公明党の冬柴鉄三幹事長、保守党の野田毅党首、二階俊博幹
事長、扇千景国土交通相らが参加するほか、自民党の青木幹雄参院幹事長も宝塚歌劇団の中国公演を鑑
賞する参院議員グループとともに合流する予定だ。参加議員の後援会などを動員し、総勢1万人規模の
観光交流使節団を率いて9月21日に北京入りする。
 自民党の山崎拓幹事長は、副幹事長ら10人程度を率いて、独自に「自民党訪中団」を結成し、18
日から訪問するが、21日からの記念行事では「議員の会」と合流する見通し。行事には江沢民国家主
席が出席する予定だ。
 一方、与党議員団に比べて影が薄いが、超党派の「日中友好議員連盟」(会長・林義郎元蔵相)には
初めて共産党も加わった。「日中議連」は28日夜の日中共同声明調印30周年の記念式典に参加する
ため、「20人規模」(事務局)の訪問団を送る計画だ。こちらは朱鎔基首相が出席するという。
 たまたま内閣改造を目前に控えた時期となるため、国内政局と連動しかねないとの観測もある。ある
与党幹部は、対中関係で手詰まり状態の小泉首相を横目に「こういう時こそ党人外交だ。政府の穴は我
々が埋める」と意気込む。ただ、結果として、靖国神社参拝問題で小泉首相の訪中が延期され、友好関
係をアピールする議員の訪中が歓迎されることになる。このため、政府内には「中国によって、日本外
交が政府レベルと議員レベルに分断される事態」「祝賀外交とはいえ少し異様だ。(議員の訪中は)国
際社会に誤ったシグナルを送ることにもなりかねない」(複数の外務省幹部)と危惧(きぐ)する声も
ある。

◇何をするかが重要
 矢吹晋・横浜市立大教授(現代中国論)の話 ちょっと前までは台湾人気。日中友好といっても議員
は集まらなかった。国交回復30周年で中国に行くのはいいが、行って何の話をするのかが重要だ。選
挙向けに中国で写真を撮ってくるだけでは意味がない。今は中国との間にろくなパイプがない。瀋陽
(総領事館の亡命者連行)事件があれだけこじれたのもそのためだ。[2002-08-18-03:06]

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