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http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news023.html
理化学研究所・ゲノム科学総合研究センターを中心とする日本、韓国、中国、台湾、ドイツの国際研究チームは一日、ヒト以外の霊長類では初めて、チンパンジーの二十二番染色体の塩基配列を高精度に解読、ヒトとの比較では遺伝子の約15%に違いがあることが判明したと発表した。同センターのこれまでの研究で、ヒトに最も近い動物であるチンパンジーとヒトとでは、全塩基配列の違いはわずか1・23%しかないとされていたが、実際にタンパク質を作る遺伝子レベルではもっと大きな違いがあることが確認された。
国際チームは、ヒトでもっとも研究が進んでいる二十一番染色体に相当する、チンパンジーの二十二番染色体の塩基配列を99・998%の精度で決定した。双方を比較すると、塩基配列の違いは1・69%だった。
しかし、この染色体にある約三百の遺伝子のうち、二百三十五の遺伝子を比較したところ、塩基の欠損や挿入など、種による違いがあった遺伝子は三十六に上った。
このため、つくられるタンパク質は、部品であるアミノ酸の連なりが短くなったり、余分なアミノ酸が入ったりして、機能が双方で異なると推測される。
発表した理研の榊佳之プロジェクトディレクターは「これまで考えられてきた以上に大きな違いだ。ほかの染色体でも同程度、違いがあるのではないか」と話している。(共同)