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イラクで、ゲリラ戦争の泥沼にひきずり込まれる米英。そしてその泥沼に
のこのこと出かけて行く、米国のご主人さまに頭をなでられて良い心持ちの「日本軍」。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
…政治のお話のようですので、こちらに投稿しておきます。
→どうやら、米国は帝国主義という悪夢におかされているらしい。
投稿 平成15年06月25日00時28分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)六月二十四日(火)
(第六百十八回)
○「アメリカン・フリープレス」、二〇〇三年六月三十日号、(ヴィンス・リヤン)。
○この記事は重要だ。
○米軍は、ベトナムでベトナム共産党とのゲリラ戦争に敗北した。
○キューバのカストロ派は、米国の傀儡キューバ政権に対するゲリラ
戦争で勝利して、そのあと、四十年以上、持ちこたえて居る。
○イラクはどうか。
○米英軍はイラクフセイン政権を武力で排除した。
○しかし、それから、イラク国民は米英軍を解放軍として諸手を挙げて
歓迎して居るか。
○そんなことはない。
○イラク国民の圧倒的多数、少なくとも七割から八割が、心の空から米英
軍を支持して居る、と言った状況が作られない限り、英米軍は、イラク
で、長期のゲリラ戦争を強要されるであろう。
○米軍の、シンセキ陸軍参謀総長は、米国はイラク占領統治のために、
数十万の陸軍をイラクに張り付けなければならない、と主張した。
○すると、ただちに、米国防総省内のネオコン派は、シンセキ将軍排除
を決定し、間もなく、現実に、この将軍はクビとされた。
○数十万の陸軍、と言うけれど、今日、米軍四軍のうち、陸軍の兵力は、
僅か八十万人かそこらなのだ。
○イラクに数十万、とすると、
米陸軍の兵力は完全に底を付いてしまう。
○ネオコン派の一員、フランシス・フクヤマは、読売新聞平成十五年
六月二十二日号(一面、二面)に論文を書き、そこで、今の米国には、
帝国主義としての十分な意志が欠けて居る、と、文句をタラタラと
並べた。(これは、ブッシュ米大統領へのあてこすりでもある)
○全くその通りだろう。
○それではネオコン派はどうするのか。
○米国を、十二分に強烈な帝国主義者としてきたえ直すしかない、と
なるであろう。
○この場合、帝国主義者とは何を意味するのか。
○それは何よりもまず、米国そのもの、米国の国内そのもを、帝国主義
国として完成させることでなければならない。
○第二次世界大戦では、米国は一千万人の軍隊を動員したではないか。
○とは言っても、あのときは、ドイツ、日本と言う、はっきりした「敵」
を作ることが出来た。
○これから、米国は、何を「敵」とするのか。
○そのための布石は既に「文明の衝突」理論として、提起されて居る。
○まず、イスラム世界全体を「敵」とするのである。
○「ネオコン」派は既に、
パウエル米国務長官を「敵」と見なし始めた。
○ブッシュ米大統領がパウエルを防衛するならば、その場合には、当然の
ことながら、ネオコン、そしてシオニストは、ブッシュ(息子)大統領
をも「敵」と見ることになる可能性がある。
○二十一世紀冒頭イルミナティ世界権力によって仕掛けられた二〇〇一年
九月十一日の事件に始まる大動乱は、刻々、加速することはあっても、
収束することはあり得ない。
(了)